トム・ブラウンの漫才をくりぃむ有田が絶賛「魂のぶつかり合い」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

【関連】ぺこぱ独占インタビュー【前編】「ノリツッコまないボケ」はこうして生まれた

『くりぃむナンタラ』

「型を破りたい相方たち」と題して、漫才中にツッコミが普段と違うツッコミをしたら、ボケ側がどう対処するかを見る企画。ぺこぱは、松陰寺が途中から「否定する」ツッコミを始め、インディアンスは、きむが田渕にボケさせないようにする。「え?」という戸惑いの表情がおもしろい。舞台裏で真剣に抗議し「ネタはちゃんとやりたい」と意外な熱い面を見せるシュウペイ。一方、田渕は漫才中、逆に勢いづきボケまくる。「ここ何カ月で一番楽しかった!」と。

そしてやはり強烈なインパクトを残したのは「コンプライアンスだけ不安。危険なんで」と布川が言うように、危ない香りが漂っていたトム・ブラウン。「ムーミン」を5体合体させて「キングムーミン」にする漫才だが、5体目に「ユーミン」が入ってくるときに「だめー!」とツッコんで「合体させない」。明らかにパニックになるみちお。笑顔を作っているが「おいおいどうした?」という視線を布川に向ける。怖い。「はーい、やり直しますー」と仕切り直すも再び合体の前で止められることを繰り返し、ついに危惧した通り、手が出てしまうみちお。そのみちおの張り手に前蹴りで応戦する布川。自分で仕かけといて反撃する布川がやっぱりヤバい。最後はわけがわからなくなり「おえぇー」と吐きそうになるみちお。この漫才に有田は「魂のぶつかり合い」と絶賛。確かに緊張感が熱量となってめちゃくちゃおもしろかった。企画の説明を受けたみちお「(型を)破り過ぎじゃない?(笑)」。

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』

「夜の口パクヒットスタジオ」ではトム・ブラウンは忌野清志郎(みちお)と坂本龍一(布川)の「い・け・な・いルージュマジック」を。意外と似合う。矢沢永吉に扮したのは浜口京子。これが絶妙な似方でやたらおもしろい。こういうとき、いつも最適解を叩き出す浜口京子のスゴさ。

『キョコロヒー』

ひな壇で速く立ち上がるために脚を開いていると主張していたヒコロヒーに、どんな座り方をしていたら一番速く立ち上がれるかを“専門家”に聞くというVTR企画。人体構造の専門家『みんなで筋肉体操』でおなじみの運動生理学者・谷本道哉や反射神経の専門家としてクイズ王・古川洋平、そしてひな壇のスペシャリスト・フジモン。

フジモンは「ちょっと前かがみ」の姿勢が最適だと解説。それよりも深く前かがみになってしまうと「態度が悪く映ってしまう」ため浅めの前かがみが重要だと。「身体が覚えているんですよね、このかたちを。座ったらこのかたちになる」とフジモン。さらに「脚を鍛える」重要性も説く。なんと「素早く立ち上がるためにジムに通っている」という。そんなフジモンはヒコロヒーに「俺からしたら……ホンマにそうなりたいのか?っていうのはありますけどね」と鋭い疑問を投げかける。確かにヒコロヒーのキャラでひな壇で速く立ち上がる必要はなさそう。

明日観たい番組:『おげんさんといっしょ』第5弾放送

『ウッチャン式』(TBS)「ディズニー王・濱口×東大王」「ポンコツ芸人×香川照之」「狩野英孝×が~まるちょば」「ウルフアロン×平野レミ」。

『マツコの知らない世界』(TBS)「油揚げの世界」「シルクの世界」。

『華大さんと千鳥くん』(フジ)「100万円のプレッシャー」鬼越トマホーク。

『おげんさんといっしょ』(NHK)「ハッチポッチステーション」「クインテット」とコラボ。

『ロンドンハーツ』(テレ朝)「ファンタジー芸人だけでトーク番組」。

『フリースタイルティーチャー』(テレ朝)中山功太vs溝上たんぼ、広田ハヤトvsとろサーモン久保田。

『ホリケンのみんなともだち』(テレ朝)「ホリケンおうち探訪」。

『ぼる塾のいいじゃないキッチン』(テレ朝)「トンツカタン森本×梅宮辰夫さんのレシピで料理を作る」。

『~凪咲と芸人~マッチング』(テレ朝)三四郎・相田。

『ファミリーヒストリー』(NHK)薬丸裕英。

『徹子の部屋』(テレ朝)田原総一朗&渡辺宜嗣。

この記事の画像(全2枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。