漫画家いがらしみきおによる最新作『お人形の家 寿』が8月26日(木)に発売される。
いがらし家を舞台にお人形たちが駆け巡る
『ぼのぼの』『忍ペンまん丸』『羊の木』『かむろば村へ』『誰でもないところからの眺め』など、数々の名作を描いてきた漫画家いがらしみきお。最新作は、いがらし一家の日常と、ゆかいな人形たちが織りなすファンタジーが交差する物語となっている。
本作に登場するお人形は、実際にいがらしの妻が収集してきたものをキャラクター化。「サバを読んで50体」(妻談)というお人形たちから、選りすぐりの子たちが登場。いがらし一家の生活の裏で暮らしている人形たちの日常が、フィクションとノンフィクションを織り交ぜて描かれている。
いがらしは「はじめは人形が好きという感覚はなかったんです。マンガに出てくるミャーちゃんのモデルになった人形が来たころから可愛いなと感じはじめました。寿のモデルになった人形の、こてんとした顔や娘に似ているのに惹かれて、そこから人形好きになってしまいました」と、興味を持ったきっかけを明かす。
人形集めが趣味の妻が大きな影響を与えていたことから、夫婦対談も実現。妻が取材を受けるのは今回が初めてとなる。また、いがらしはあとがきに「これが最後かもしれない」とも綴っており、到達点としてすべてをさらけ出した作品となっている。
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