【映画『RYUJI 竜二』特集#03】JUNON(BE:FIRST)が語る、表現者・柳楽優弥の存在感「あの背中に引っ張ってもらっていました」

2026.11.2
【映画『RYUJI 竜二』特集#03】JUNON(BE:FIRST)が語る、表現者・柳楽優弥の存在感「あの背中に引っ張ってもらっていました」

文=折田侑駿 撮影=梁瀬玉実 編集=森田真規


1983年公開の映画『竜二』を、43年の時を経て再創造した『RYUJI 竜二』が公開中だ。主演の柳楽優弥と、竜二を慕う舎弟・ひろし役を演じるBE:FIRSTのJUNONが、本作で初共演を果たした。

2026年10月21日に発売となった『Quick Japan』vol.186では、映画『RYUJI 竜二』を全14ページにわたって特集する「43年目の継承」を掲載している。柳楽とJUNONが2ショットで表紙を飾るSPECIAL EDITION特別カバー版も、QJストア限定で発売中。

本記事では、映画出演2作目となるJUNONが、ひろし役にどのように向き合ったのかを聞く。さらに、初共演した柳楽優弥から受けた刺激や、劇中歌としてカバーした玉置浩二「メロディー」に込めた思いについても語ってもらった。

JUNON
(ジュノン)1998年生まれ、東京都出身。映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(2025年)で映画初出演。ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」のメンバー。11月3日に4thアルバム『BE:4U』をリリースし、2027年1月から2度目のドームツアーがスタートする

【QJストア限定】『Quick Japan』vol.186 SPECIAL EDITION 柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)特別カバー版

名曲「メロディー」をカバーすることへの思い

JUNON 監督が「JUNON」と親しみを込めて呼んでくださって、たくさんアドバイスをしてくださいました。各シーンがどういうものになるのか、そして僕の演じるひろしが、その場においてどんな状態にあるのかについてです。

クランクインする前には本読みの時間もありましたし、演技経験の浅い僕にとっては恵まれた環境でした。最初のうちは緊張していましたけど、とてもいい心身の状態で臨むことができたんです。

JUNON ひろしは“ヤクザ”という肩書を外したら、どこにでもいる若者だと思います。身を置く世界はまったく違うけど、何かひとつのことに真剣に向き合って生きている姿は、僕自身もとても共感できる。

ヤクザ映画の側面もありますが、監督はこの作品を“ヒューマンドラマ”だとおっしゃっていました。だから僕もヤクザを演じようというよりも、ひろしというまっすぐな人間を演じる心持ちでいましたね。

JUNON 柳楽さんは口数の多いタイプではありません。“背中で語る”というんですかね。カメラが回り始めるとスイッチが入って、竜二になる。僕はその背中を追うようにして演じていましたし、あの背中に引っ張ってもらっていました。

これまでの人生で経験してきたことを言葉ではなく、佇まいだけで語ることができる表現者に、僕は憧れていますし、とても尊敬しています。いくつもの成功体験や苦労が、その佇まいに息づいているのを感じる。柳楽さんのような方には、僕はほとんど会ったことがありません。

映画『RYUJI 竜二』特別予告|JUNON(BE:FIRST)が歌う「メロディー」

JUNON 凄まじいプレッシャーを感じていました。それはもちろん、玉置さんの名曲を自分が歌うこともそうですが、この『RYUJI 竜二』という作品の世界に、僕の歌声が乗ることに関してもそうです。これからたぶんきっと、いろんなご意見をいただくことになるだろうなと思います。

でもこうやってチャンスをいただいたからには、原曲を最大限にリスペクトしつつ、変に自分の癖を入れることなく、でも僕が歌う意味も大切にしながら、向き合っていきたい。そんな気持ちで歌わせていただきました。

JUNON/『Quick Japan』vol.186未掲載のアザーカットより
JUNON/『Quick Japan』vol.186未掲載のアザーカットより

『Quick Japan』vol.186 SPECIAL EDITION 柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)特別カバー版

『Quick Japan』vol.186 SPECIAL EDITION 柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)特別カバー版
『Quick Japan』vol.186 SPECIAL EDITION 柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)特別カバー版 表紙/撮影=梁瀬玉実

発売中
サイズ:A5/並製/144ページ
価格:1,650円(税込)

【QJストア限定】『Quick Japan』vol.186 SPECIAL EDITION 柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)特別カバー版

映画『RYUJI 竜二』

映画『RYUJI 竜二』ポスタービジュアル (C)2026「RYUJI」製作委員会

公開:2026年10月30日(金)全国公開
監督:水田伸生
原作:金子正次「竜二」
脚本:冨岡淳広
出演:柳楽優弥、川栄李奈、萩原利久、JUNON(BE:FIRST)、田中美里、RYUKI(MAZZEL)、千原ジュニア、三宅健、伊藤英明
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
主題歌:BE:FIRST「It’s not a bad life」
公式HP:https://www.culture-pub.jp/ryuji_movie/

この記事の画像(全6枚)


この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

折田侑駿

(おりた・ゆうしゅん)文筆家。1990年生まれ。主な守備範囲は、映画、演劇、俳優、文学、服飾、酒場など。映画の劇場パンフレットなどに多数寄稿。映画トーク番組『活弁シネマ倶楽部』ではMCを務めている。

関連記事

【映画『RYUJI 竜二』特集#02】柳楽優弥が語る、伝説的作品を“なぞらない”という覚悟

【映画『RYUJI 竜二』特集#02】柳楽優弥が語る、伝説的作品を“なぞらない”という覚悟

【映画『RYUJI 竜二』特集#01】柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)初共演で変わったお互いの印象「かわいらしい人だと思っていたけど、イメージは大きく変わった」

【映画『RYUJI 竜二』特集#01】柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)初共演で変わったお互いの印象「かわいらしい人だと思っていたけど、イメージは大きく変わった」

映画『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』より (C)B-ME & CJ 4DPLEX All Rights Reserved.

BE:FIRST、初ワールドツアーで提示した“音楽が自由で楽しく深いコミュニケーションツール”であること【映画『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』レビュー】

大王×ナユタ

東京よしもとの期待株・大王×ナユタが語る若手芸人の層の厚さ「10年前と今の子はおもしろさが違う」

たくろう×丸亀じゃんご

たくろう×丸亀じゃんご、『M-1』優勝に向けて劇場でつけた勝ち癖と「サボったらヤバい」と思わせてくれた仲間

『マンゲキ夏祭り2026』

【写真たくさん】活気あふれる会場に出演芸人たちも大盛り上がり! 売れっ子芸人大集結の『マンゲキ夏祭り2026』レポート

「気づけば支えられている。表現者って、素敵な職業ですよね」声優・小原好美にライバーが聞く“続ける原動力”【17LIVE特別企画】

CANDY TUNE 186

CANDY TUNEが表紙・巻頭特集に登場!「10秒で元気になれる」悩み相談にパワフルなメッセージで全力回答!

長谷川あかり特集号、表紙ビジュアル解禁! 趣味の料理を楽しむ人も、日々の料理がつらい人も「人生の主体」を取り戻す言葉と創作の50ページ