『Quick Japan』vol.184(2026年6月24日発売)には、エバースが表紙&総力特集に登場。“TRUST YOUR FEELINGS.”をテーマに、芸人人生の中のいくつもの分岐で、自分たちにとってリアルであること、向いていること、ダサくないことをその都度選んできた、エバースの研ぎ澄まされた感覚を徹底取材する総力特集になっている。
本特集では、ふたりをブレイク前からよく知る関係者への取材も実施。ここでは漫才とコント、戦い方は違うがなにかと賞レースで対戦してきたよきライバルであり、戦友でもあるかが屋のインタビューを公開。一応1年先輩だが、エバースからは「ナメられている」というかが屋。舞台の上でも、裏でも攻め続けるエバースの素顔を語る。
友達と他人の境目にいる
──エバースさんとは、今年4月までツーマンライブ『一勝一敗』で全国を巡っていましたが、いかがでしたか?
賀屋壮也(以下、賀屋) 会場に行く新幹線に乗る前、喫煙所に町田がいたんです。僕から「おはよう」と言ったら、あいつはあいさつもせず「今日の入り時間早くないですか?」って。僕、ナメられてると思うんですよ。
加賀翔(以下、加賀) コーナーのリハーサルが始まっているのに、町田がいなかったこともありました。全部終わったあと「舞台袖で寝ちゃってました」と謝ってきたんですけど、あれだけ爆音が流れてたんだから、途中で起きたはず。“まあいいか”ってなったんだろうな。そこは遺恨ですね(笑)。
賀屋 エバースはふたりともなかなかの問題児ですよ。佐々木も遅刻してきたからね。
加賀 最初の岡山では、佐々木が企画で東京土産を買ってくることになっていたのに買ってこず、次の熊本では町田がリハーサルに出ず、最後の富山では佐々木が寝坊してきましたから。
賀屋 これってどこかで僕らがブチギレないとなんですかね。それを僕らが怠っているような気もします。
加賀 ちゃんと先輩しなきゃいけないか。でも、怒ってもどうせナメられるんだろうな〜。
──そんなエバースさんの漫才の魅力を教えてください。
加賀 僕が学生時代にエバースを知ったら、全ラジオ、出演番組、インタビューをチェックしてたくらい魅力的なネタをするんです。特にふたりの距離感がいい。町田は佐々木の言うことに一応乗りはするけど、友達と他人の境目にいるというか。友達の中でも離れた位置にいるからこそ、お客さんと佐々木の間に立てていると思うんです。だからお客さんも佐々木が言うファンタジーが受け入れられる。『M-1(グランプリ)』で披露した『ルンバ車』なんて普通なら入ってこないけど、そこまで聞かせる「町田の位置取り」というのが、佐々木のネタ作りの妙だと思いますね。
賀屋 ふたりの関係性じゃないですか。何本か漫才を見ていると、なんとなく「佐々木って友達いねえんじゃねえか?」と思えてきます(笑)。佐々木がめちゃくちゃ言える唯一の友達が町田みたいな。でも町田はそれに気づいていなくてひととおり聞く。そんな関係性がおもしろいなと思います。
──それぞれに感じる印象や魅力を教えてください。
賀屋 佐々木はクールに見えるけど、実はすごく無邪気。そうしたキャラクターがいろいろなところで垣間見られますよね。あと、見た目もかわいらしいじゃないですか。町田とのビジュアルバランスがいいのもエバースの魅力だなと思います。
加賀 町田ってボキャブラリーと見た目がすごくマッチしているんですよ。「うっせえな」とか「冷めるわ」とか、そうした単語のぶっきらぼうさ、言葉選び、ビジュアルが、佐々木の作るネタに合ったって奇跡的なことだと思います。最近、賢い人たちが増えているぶん、よけいに映えるなとは思いますね。
──賞レースで戦ってきたライバルとしては、どんな存在なのでしょうか?
加賀 容赦ないです。こっちが「もうおもしろいです。わかりました」って言ってるのにまだ殴りかかってくる、みたいな。一発KOしないと絶対に判定負けしちゃう相手なんです。あと、少し毛色は違うんですが、和牛さんを見たとき、“次どんなことをしてくれるんだろう”ってワクワクしたじゃないですか。エバースにも同じ感覚があって、お客さんに期待させる圧巻の漫才をするなと思います。
──この機会にエバースさんに伝えたいことは。
加賀 町田には「机の上に舐めかけのフリスクを置くのはやめて」と伝えたいです。あいつ歯が弱すぎてフリスクを噛み切れないんですよ。だから食べかけのフリスクを出して机の上に置くんですけど、最悪なんで絶対にやめたほうがいいです。
賀屋 佐々木って「本当にメロい芸人ランキング」1位にもなったほど人気ですが……チンチン触りすぎ!
加賀 それは本人も気づいてないんだから秘密にしてあげて(笑)。
加賀 翔
(かが・しょう)1993年5月16日生まれ、岡山県出身。写真左
賀屋壮也
(かや・そうや)1993年2月19日生まれ、広島県出身。写真右

『Quick Japan』vol.184
2026年6月24日(水)発売
サイズ:A5/並製/144ページ
価格:1,650円(税込)
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