『M-1グランプリ2025』決勝進出9組が決定!昨年4位のエバース「今年は獲るしかないっしょ!」

2025.12.5
『M-1グランプリ2025』会見

文・編集=梅山織愛 撮影=晴知花


『M-1グランプリ2025』の準決勝が12月4日(木)に行われ、ドンデコルテ、エバース、ヨネダ2000、豪快キャプテン、ヤーレンズ、真空ジェシカ、めぞん、ママタルト、たくろうが決勝進出を決めた。本稿では決勝進出者発表会見の模様をレポートする。

真空ジェシカ「イルカと比べたらザコばっか」

過去最多となる11,521組がエントリーした『M-1グランプリ2025』。準決勝には下記の31組が出場した。

真空ジェシカ/豪快キャプテン/おおぞらモード/20世紀/今夜も星が綺麗/ひつじねいり/フランツ/ヨネダ2000/ゼロカラン/大王/センチネル/めぞん/ドンデコルテ/イチゴ/カナメストーン/ミカボ/エバース/例えば炎/たくろう/生姜猫/ネコニスズ/ドーナツ・ピーナツ/ヤーレンズ/TCクラクション/ママタルト/黒帯/カベポスター/スタミナパン/ミキ/豆鉄砲/滝音(ワイルドカード枠)

今回、40歳にして初の決勝進出を決めたドンデコルテ渡辺銀次。現在も同期のカゲヤマ益田康平の実家(通称:益々荘)に9年間住んでいるそうで、「これでやっと人の実家を出られる」と、安堵の表情。1000万円獲得したら、益々荘の塀を直したいと話した。

『M-1グランプリ2025』会見
ドンデコルテ(左:小橋共作、右:渡辺銀次)

昨年4位だったエバースは今年も決勝へ。町田和樹は「今年は乗ってます」と自信たっぷり。しかし、佐々木隆史が「出番前、もう死ぬんかなってくらいえずいてた」と明かす。それでも「決勝行けるなんて、ガチでえぐいぞ」と、昨年決勝で披露したフレーズを使って、その喜びを表現した。

『M-1グランプリ2025』会見
エバース(左:佐々木隆史、右:町田和樹)

3年ぶりに決勝に帰ってきたヨネダ2000。誠が「返り咲きと言われていますが、これが本当の帰りザッケローニ監督!」とギャグを披露するも、突然、真空ジェシカ・川北茂澄が前に出てきて、収拾のつかない状況に。見かねたMCのマヂカルラブリーが「まだわからないからな! (決勝進出)取り消しもあるからな!」と一喝した。

『M-1グランプリ2025』会見
ヨネダ2000(左:誠、右:愛)
『M-1グランプリ2025』会見
急に出てきた真空ジェシカ・川北(写真中央)
『M-1グランプリ2025』会見
川北に対抗するヨネダ2000・誠(写真中央)

昨年、芸人の間では優勝確定が噂されるも準決勝で敗退してしまった関西の実力派・豪快キャプテンが今年はついに決勝へ。べーやんが「焦らされすぎて、焦らされすぎて、本当にコマッチョ!」と、ギャグで喜びを表現するも、微妙な空気が流れた。

『M-1グランプリ2025』会見
豪快キャプテン(左:べーやん、右:山下ギャンブルゴリラ)。マッチョポーズをするべーやん(左)

同じく関西から、初の決勝進出を決めた、たくろう。喜びを隠しきれない表情に、村上も思わず「私も非常にうれしい」とコメント。『M-1』で7年ぶりに準決勝に帰ってくるのは最長記録だったそうだが、準決勝では手応えはあったと振り返った。

『M-1グランプリ2025』会見
たくろう(左:赤木裕、右:きむらバンド)

昨年に続いて決勝を決めたママタルト。感想を聞かれるも、なぜか突然たどたどしくなるふたり。「1年間、漫才だけやってきた。トークをしているようじゃ、ここには来れないので」と、昨年決勝で最下位を取ってからの1年間を明かした。

『M-1グランプリ2025』会見
ママタルト(左:檜原洋平、右:大鶴肥満)

昨年は2回戦で敗退、準々決勝さえ初進出だった、めぞんは、「何もわかんないまま、今ここです」と、まだ決勝進出の驚きを隠せず。そんななかでも、吉野おいなり君は「(決勝で)一番盛り上げた人になりたいです」と宣言した。

『M-1グランプリ2025』会見
めぞん(左:吉野おいなり君、右:原一刻)

5年連続で決勝に進出した真空ジェシカ。川北は「僕らから見たら令和ロマンもマヂラブさんも2回しか決勝に行っていないザコですからね」と余裕の表情。9月に新江ノ島水族館でイルカとツーマンライブを開催した際、観客投票で590対10で負けたそうで、ほかの芸人に対しても「イルカと比べたらザコばっか」と話した。

『M-1グランプリ2025』会見
真空ジェシカ(左:ガク、右:川北茂澄)

3年連続で決勝を決めたヤーレンズも「3年連続でっていうのは、本当にすごいことだと思う」と自画自賛。だが後輩たちから「まだいるのか」という視線を感じるそうで、「そろそろ優勝したい」と、決意を語った。

『M-1グランプリ2025』会見
ヤーレンズ(左:楢原真樹、右:出井隼之介)。なぜか楢原はマイクを使わずにしゃべる
『M-1グランプリ2025』会見
配信パートの最後は全員で円陣を組んだ

豪快キャプテン、決勝進出のために観客への姿勢を変えた

『M-1グランプリ2025』会見
質疑応答では、ひとりがマイクをすべて持つ流れに

会見では、記者からの質問にも回答。普段、大阪を拠点に活動するため、大阪と東京の違いを聞かれた、たくろう・きむらバンドは「東京のお客さんはどんな違いがあるんだろうと、ドキドキはしますけど、すごく楽しくはやれました」と振り返る。赤木裕も「東京も大阪も大都会なので、そんなに違いは感じないです」と賛同しながら、「でも、5分くらい前に耳がピキンってなって。東京がストレスになっちゃってます」と明かした。

また、昨年はあまり東京の観客に受け入れてもらえなかったと語っていた豪快キャプテン。昨年までとの違いを聞かれると、「へり下って、へり下って……」「今までは、“客”って言ってたんですけど、お客様って言うようになりました。神様なんだぞって思うようにしました」と観客に対する姿勢の変化を語った。

『M-1グランプリ2025』会見
「今年は大阪で万博もございました。その記念すべき年に大阪からチャンピオンが出たら素晴らしいことだと思います!」と語る山下(右)

2度目の決勝に挑むエバースは、「前回は初めての決勝だったので、優勝するとかもわからなくて、これだったら決勝で爪あと残せるんじゃないかな、みたいなネタの選び方だったんですけど、今年は2回目なので、獲るしかないっしょ!」と意気込んだ。

今回の決勝メンバーの中で決勝経験最多の真空ジェシカはライバルを聞かれると、川北が直接記者のパソコンに入力した。

『M-1グランプリ2025』会見
『Quick Japan』編集部員のパソコンに「おずわるど」と打ち込む川北

決勝戦、そして準決勝で敗退した21組(ワイルドカード枠の滝音を除く)が残りの1枠をかけて争う敗者復活戦は、12月21日(日)に行われる。

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梅山織愛

(うめやま・おりちか)1997年生まれ。珍しい名前ってよく言われます。編集者・ライター。自他共に認めるミーハー。チョコレートとかき氷が好き。

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