世界最大規模のガレージキットの祭典として知られるイベントの最新回であり、7月28日に千葉・幕張メッセで開催された『ワンダーフェスティバル2024[夏]』。同イベントで『ゼンレスゾーンゼロ』や『勝利の女神:NIKKE』、『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』などのキャラクターに扮するコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2024年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2024年夏に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られ、7月28日に幕張メッセで開催された大型イベント『ワンダーフェスティバル2024[夏]』(以下、『ワンフェス』)に参加していたコスプレイヤーたち。
プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できる『ワンフェス』では、参加レイヤーたちが自作で用意したという衣装や武器からも“モノづくり”に対する熱意が感じられ、そうした点も多くのコスプレファンから支持されているポイントのひとつといわれている。
もちろん、各種装飾の造形だけでなく、メイクや身体作りにも注力し、キャラクターの雰囲気を再現することにこだわったレイヤーも大勢いて、今回は『ゼンレスゾーンゼロ』や『勝利の女神:NIKKE』『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』など、スマートフォンを中心に複数のプラットフォームで展開しているゲーム作品のヒロインたち(に扮したレイヤー)に、こだわりポイントを話してもらった。
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「髪型が特徴的なキャラクターなので、遠くからでもニコだとわかってもらえるようにウィッグの造形にはこだわりました。特にこだわったのは“前髪の立ち上げ”と“顔まわりのふんわりした毛の再現”で、毛先に束感を出すことで二次元的なかわいらしさを演出しました」(『ゼンレスゾーンゼロ』ニコ・デマラ/宮御なでさん)
「『ワンフェス』は造形にこだわられたレイヤーさんが大勢いらっしゃるので、私もジャッカルちゃんの武器を用意しました。再現度重視で大きめの作りなので、持ち運びはすごく大変でしたが、武器があることでより“NIKKEらしさ”を表現できたと思うので、持ってきてよかったです。それと今回は特徴的な顔のタトゥーも再現したので、こちらにも注目してもらえるとうれしいです」(『勝利の女神:NIKKE』ジャッカル/まきほさん)
「バニースーツをきれいにかっこよく着こなしたくて、数日前から食事制限をして身体を絞ってきました。それとトキのクールなイメージを表現できるように、表情やポージングにもこだわりました」(『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』飛鳥馬トキ/いろさん)
「こちらはチェシャーの“音楽絢爛ケットシー”という衣装なんですけど、特にこだわったのは自作で用意したスタンドマイクの造形です。塩ビパイプとライオンボード、針金、100円ショップで売っているスマホスタンドを組み合わせて作成しました。それともう一点、チェシャーはネコっぽい口元が特徴的なキャラなのですが、それを再現するのがなかなか難しくて……。鏡を見ながら何度も練習してきたので、少しでも雰囲気を再現できていたら幸いです」(『アズールレーン』チェシャー/架夷さん)
「衣装は元絵を参考にしながら作りましたが、より自身の体型にフィットするようにところどころ改造しています。それと今回は足元の装飾を自作で用意しました。小道具制作は初めての経験でしたが、いろいろと発見もあり、楽しく取り組めました」(『Fate/Grand Order』ラムダリリス/も乃さん)
QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
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