福井俊太郎（GAG）連載「指が輝いてる人はピザ食べた人」第13回【信濃町×Italian Bar Fuku×いらんことすな漫才だけやっとったらええねん】
文・撮影＝福井俊太郎（GAG） 編集＝福田 駿
福井俊太郎（GAG）による連載「指が輝いてる人はピザ食べた人」。総武線沿線の旨いグルメを、福井お得意の“決めつけ”を挟み込みながら紹介していく決めつけグルメ連載だ。今回降り立つのは信濃町駅。〇〇といえば△△、△△から思い出されるのは□□、と福井お得意の決めつけ三段論法で、今回召喚されたのはトットの多田さん。信濃町＝トットの多田さん？ その共通点とはいかに。
離れてみて感じた総武線の存在感
どうもぉ最近は大宮に引越しまして、、総武線を利用する頻度が減ってしまいました、、
ただトリオで借りている部屋が高円寺にあるので週に1回のペースでは乗っているのですが、、当たり前のように毎日乗っていた総武線がたまにとなると少しソワソワするんですよね、、
この感覚、、何かに似てるなと記憶を辿ってみたら、、小学校の頃に仲の良かったクラスメイトがクラス替えで別のクラスになってしまって急に廊下で会って「おぉ久しぶりぃ」と言葉を交わす瞬間でした、、
お互いに好意は変わってないんだけど、、若干の照れがあるから昔と全く一緒のようには喋れない、、だって状況が変わったから、、この後に受ける授業も違うし、、今のクラスメイトを廊下でこれ以上待たせるわけにもいかない、、あのどうしようもないもどかしさ、、を感じながらも、、やはり自分にとっての総武線は、、仲の良い友達に匹敵する存在であった事実を再認識できました、、
それでは、、恒例の、、OPV（オープニングVTR）の代わりとなるOGP（オープニンググルメピクチャー）を、、xiangyuさんの「プーパッポンカリー」が流れているイメージでどうぞ！
♪ プーパッポンカリー プーパッポンカリー プーパッポンカリー タイ料理プーパッポンカリー ♪
今回の指輝取材で知った旨店タイカレー「メーヤウ」さん、、地下1階にあるので、、階段を降りている途中に、、看板がかかっており、、足を止めて眺めて思いました、、
Tシャツにしたら売れそう、、
と、、だって、、キュートでポップでメロウ、、だから、、なかなか普段の日常生活の中で感じないですよね、、キュートでポップでメロウって、、私がメーヤウさんの看板を見るより前にそれを感じたのは、、EAST END×YURI「DA.YO.NE」、、を聞いた30年程前ですからね、、知らない方は一度聴いてみてくださいね、、ゆっくり口角が上がると思います、、なによりこれだけセンスあるグラフィックデザインを看板に使われている時点で間違いなく、、料理もセンスがいいはずだと、、期待を膨らませて頼んだのが、、
グリーンタイカレー（甘口）ぃぃぃぃぃぃ（低くねっとりした声で）
甘口なのに辛いぃぃでも甘いぃぃそして旨いぃぃ（低くねっとりした声で）
絶対に日本人の口に合わせて作ってくれたタイカレーだと思ったらやっぱり日本人の口に合わせて作ってくれてるみたいでしたぁ壁紙かメニュー表かに書いてあったのでぇ（低くねっとりした声で）
いつも使ってない筋肉を使った感じの旨さでしたね、、あと、、この手のカレーを食べながら周りを見渡すと大抵、、甘口を食べているのは私だけで、、他のお客さんは、、真っ赤なカレーを食べているんですよね、、いわゆる辛口こそが真髄ですからね、、タイカレーは赤ければ赤いほど格好良い、、恰幅よくて短髪で髭を生やしている男性のキャップのツバが短ければ短いほど格好良いように、、体格の良いオシャレな男性の帽子のツバは何故か短い事に私は気づいていますよ、、完全なる決めつけが出たところで本編へ。
♪ サイアム ビービーキュー タイ居酒屋 トンタイ本店 ♪
地に足がついた芸人、地に足がついたあいがけライス
信濃町、、今回の指輝で取材するにあたり初めて降り立ったのですが、、とても良い街ですね、、印象としては、、地に足がついてる街、、少し変な言い回しですが、、息の長い商売をしてる方が多そうな気がしました、、これはかなり勝手な決めつけをしてるので聞き流してください、、ただ地に足がついてるというのは私の中ではとても褒め言葉でして、、昔から神社にお参りして手を合わせた後に言う事、、七夕の短冊に書く事は「地に足がついた友達ができますように」ですからね、、流れ星が流れてる時だったら「地に友っ（チニトモっ）」と最速のお願い方を実行します、、とにかく地に足をつけた発言する人が個人的に好きなんですよね、、そんな街、、信濃町を歩きながら「この街あの人っぽいなぁ」と頭に浮かんだ人物が、、
まず一言、、格好良いですよね、、男前コンビ「トット」のお客さんから見て左の翼こと、、多田さんです、、彼は常に地に足がついてます、、逆に地に足がつきすぎて、、まるでガムを踏んで地面とヌチャヌチャ音を鳴らしながら歩いているごとく人生を進まれているのでしんどいと思います、、
だってこんなにイケメンで歌も上手くてスポーツもできて人から好かれている、、何かをやろうと思えば何でもできるはずの彼の口癖がドスの利いた声で「いらんことすなっ漫才だけやっとったらええねんっ」ですからね、、この台詞を考察すると確実に相方の桑原さんに向かっての発言でしょうが、、これが口癖ですよ、、
私の勝手な解釈だと、、漫才師は漫才だけやっとったらええねん、、お前歌手か？違うやろ？ほな歌歌うなよ！、、お前配信者か？違うやろ？ほなSHOWROOMすなよ！、、お前碇ゲンドウか？違うやろ？ほなアゴの前で手組んで座るなよ！、、っていう極論思考、、
この人が父親だったら中学生くらいの頃はすごい煙たくて、、20代後半くらいになってようやくその格好良さに気づけるタイプの親父ですよね、、いつも彼と会うと思います、、地に足つけすぎた生きにくい人生を歩んでくれてるおかげで同志として勇気もらってます、、ありがとう、、と、、そんなこんなを考えながら目的のお店へ到着、、
Italian Bar Fukuさん、、街のイタリアン、、絶対に行ってみたかったんですよね、、理由は明確、、一度下見に来た時に働く大人達が行列をなして並んでいたからです、、いわゆる休憩時間を質屋に入れても食いたいお店は間違いないですもんね、、待つこと20分、、待ちに待った順番がやってきたので入店、、そしてご飯もののランチメニュー表を手に取る、、
はい、、もう私は一瞬で決まりました、、早く食べたくて、、注文の時に口が走り過ぎまして「あっ？相席スタートぞえでっ！」と甘噛みしたかもしれません、、それがこちら、、
あいがけライス【B】ぃぃぃぃぃぃ（低くねっとりした声で）
オムハヤシ&チーズカレーェェェェ誰がどう見ても旨いやつぅぅぅぅ（低くねっとりした声で）
この色合いの国旗の国ができたら移住したいぃぃぃぃ（低くねっとりした声で）
乗ってるもの全部が旨いぃぃ個でも旨いぃぃ合わさっても旨いぃぃ旨いの完全体ぃぃぃぃ（低くねっとりした声で）
日本でやってるイタリア料理屋やねんから日本人の口に合う旨いイタリア料理を作っとったらええねんぅという多田ちゃんからのメッセージをそのまま実行してくれてるようなお店ぇぇぇぇ（低くねっとりした声で）
地に足つけた仕事をするってこういうことだよな、、そうじゃないと出せない味、、とても勉強になりました、、今回の指輝はここらへんで、、もうええわ（ドスの効いた声で）
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