写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
銀杏からの学び

第77回。
以前予告していた銀杏の銀河をお送りします。
ある広場を散歩中に出会った激臭黄色絨毯。
もう匂いは鼻を通るのを越えて体臭と化しました。
ここまで圧倒的に数が多いともはやあきらめられるというか、歩いてつぶすという行為自体になんの躊躇もない、むしろ『ぷよぷよフィーバー』のような気持ちよさ。
嫌なものもここまで嫌だと嫌じゃなくなるんですね。
やりきることの大切さを学んだ気がします。
それでも料理の中に出てくる銀杏は大好きなのだから、人間は罪深き生き物ですね。
炎の中で燃え上がり、殻を破った塩気の味を噛みしめる。
もはや、学校生活の青春のよう。
思春期の葛藤に熱中し、汗水垂らして時間を過ごし、殻を破った自分という存在を噛みしめる。
だから学校にはイチョウ並木があるのかと妙な角度から納得してしまい変なカタチで帰着しました。
そんな妄想から戻ってくるといつの間にか匂いは気にならなくなってました。
あっという間に慣れていくんだなぁ。

NAOYA(ONE N’ ONLY)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ、東啓介、森田美勇人、南條愛乃が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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