写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJWebカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
繊細な変化を感じた夏
第67回。

夏が過ぎ去る。
いつの間にか日中に吹く風は柔らかさを帯びて少し涼しさを感じられるようになった。
多少の寂しさを抱えながらも年々更新されている脅威的な猛暑が終わる安堵のほうが大きい。
それでも陽射しに負けず、今夏はさまざまな地域の自然と触れ合うことができた。

煌めく波の揺れや木漏れ日の階段に汗の記憶を落としながら歩く日。

のんびりと漂う入道雲の先を追いかけるように車を走らせたデイトリップ。
色彩のフェードをじっと観察した暮れ空。

一日の移り変わる繊細な表情をぼーっと眺めては余韻に浸る。
そんな贅沢かつ多感な時間を過ごせたこと。
大きく分けて4つしかないような季節の中でも、当然のように薄れてしまう記憶に毎年驚くものだが、写真を言葉にすることでより深く染み込むことをようやく感じることができた。
そんな幸せを感じられた夏だった。
ちなみに肌には何をどれだけ施しても奥深く栗色が染み込んだ。
次は秋を楽しもう。

中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ、長野凌大(原因は自分にある。)、東啓介、森田美勇人、南條愛乃が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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