髙橋海人が自作する“謎のラジオ番組”に、若林「エッジの効いたキッザニア(笑)」(午前0時の森)

オードリー

文=てれびのスキマ 編集=菅原史稀 イラスト=おさく


テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『午前0時の森』(8月8日放送)

ゲストは引きつづき髙橋海人。バラエティで自分に嘘をついて振る舞うことを「俺の細胞が何匹か死んだな」と思うなどと表現したり、言語感覚が抜群。若林も「エッセイ書いたら」と進める。「細胞死んでいくシリーズ」とかおもしろい。

ラジオも合っているんじゃないかと言うと、髙橋自身もやりたいと思って、一般人の親友Rくんに相談しプライベートラジオを始めたという。「キャラクターを1個作ったらできる」とRくんの助言を受け、「友達」の「ジョン茅ヶ崎」をパーソナリティに据えて自作していると、理解し難いことを明かす髙橋。つまり髙橋とは別人設定のキャラで『はみだしラジオ』なる番組を自作しているとのこと。それはちゃんとジングルまで作り、リスナーからの質問に回答する(髙橋「ちゃんと答えずに切るスタイル」)形式。その音源を聴いた若林「エッジの効いたキッザニアじゃん!(笑)」。

マネージャーからは「世の中に出しちゃいけないもの」と言われていたため、地上波でこれが流れるのが「ジョンの夢」だったと髙橋は言う。もう15回分録り、「ボニー・ビリジアン」なる別キャラまで登場しているそう。若林「延長線上にロバート秋山さんが見える(笑)」。

ほかにも「5年日記」を買って始めたという絵日記を「ネガティブ過ぎて1週間でやめた」とか、掘れば掘るほどめちゃくちゃおもしろい髙橋海人。若林を完璧に演じられたのも納得のキャラだった。「めっちゃ居心地いい」と定期的に来たいと髙橋は言うが、準レギュラーといわずこの3人で番組をやってほしいほど。

『ラヴィット!』(8月8日放送)

「フジテレビの日」ということで、ガチャピンとムックがひな壇ゲストとして出演。彼らよりも先に紹介されたアルピー「いやいや、先にこっちでしょ!」「だーれも聞いてない!(笑)」。

“芸歴50年”の大先輩と対面するラッピー。3人で握手すると川島「確保に見えるんですけど(笑)」。

「アイドル」でTikTokを撮影したり、「大木劇団」に参加したり獅子奮迅の活躍。また、歴代王者が勢ぞろいした「ゆるキャラダービー」でラッピーとガチャピンが対決。スタートダッシュから他を寄せつけない走りを見せたガチャピンが勝利するなか、途中、フジテレビ社屋を模したセットを破壊するラッピー。

さらにムックが「ビリビリイス取りゲーム」をやりたいとスタジオゲスト全員でやることに。何周目かでついにビリビリの餌食になるムック。が、お尻の皮が厚くて通電せず無反応という最高のオチ。そして山添が最後に出したこの日のキーワードは「ラッピー ムックをタコ殴り」。最初から最後まで“芸歴50年”の圧倒的存在感を見せつけていた。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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