ももクロ・高城れにと早見あかりが共演。実際にあった「オカルト話」を語る(上田と女が吠える夜)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『上田と女が吠える夜』(8月2日放送)

「オカルト好き女が吠える夜」のゲストに高城れにと早見あかりも。まさかこういう番組で普通に共演するとは。よく金縛りにあってメンバーにもびっくりされるという高城。彼女が霊を感じやすいと思ったことは?と上田に聞かれ、早見「ちょっと……覚えてないです(笑)」。

幽体離脱をしてみたいとイメトレをして徐々にできるようになった高城はやがていろんな県に空から見渡す感じで行けるようになったという。あるとき、車で全国ツアーを回っていた際、「この道、幽体離脱して来たことがある」と感じた高城は「ここ曲がったら病院がある」と宣言。実際に曲がってみると本当に病院があったそう。早見もこれはハッキリ覚えていて「よくデジャヴだって言ってた」と証言する。そんな早見には守護霊が行列するように憑いているという。

西村知美は「成人したかぐや姫を目撃した」など相変わらずぶっ飛んだ話をしているし、室井滋のオカルト話は他とは角度が違っていてやはりおもしろい。たとえば、2時間ドラマの撮影中。刺されて「バカヤロー」と叫んで死ぬシーンで監督からはOKが出たが、スクリプターがセリフを間違えて「ふざけるな」と言ってるからもう1回と言ってきたそう。監督や俳優はちゃんと言ったと主張し、リプレイを見てみると、その場にいた人のうち「バカヤロー」と「ふざけるな」と聞こえた人がそれぞれ半々だったと。そんなことがほかにも起こったこともあったのか、そのドラマはしばらくの間、お蔵入りしていたそう。初めて聞くタイプの不思議な話。

『有吉の壁』(8月2日放送)

「ブレイクアーティスト選手権」では、森三中・黒沢とパンサーという意外な組み合わせによる新しい学校のリーダーズのパロディ「世知辛い職場のリーダーズ」の「中年ブルー」が完成度が高かった。「楽しいー! コラボって楽しいですね!!」と興奮している黒沢に有吉「久々に調子いい日に会いました(笑)」。

大自然による「ウッドマン」は焚き火の前で渋い男ふたりが座っているという光景に期待感が高まり、ロジャーが低い声で歌い出すとそれが最高潮に。しかし、オチであるサビで急速にトーンダウン。「思ってたのと違うな」とガヤが飛ぶ。有吉「なんでこんなにあと味悪いの?(笑)」。

『頭文字D』のキャラを模したきつねによる「路上教習のダウンヒラー“J”」の新曲。途中から錦鯉・渡辺、マツモトクラブもダンスに参加。「とにかく“原作”に忠実に」キャスティングしたそうで、マツクラが髭まで剃って出演。渡辺は、最初、きつねからは「旗を振るだけ」というオファーだったから受けたものの、稽古場に行くとダンスの先生が5人くらいいてパラパラを猛練習させられたと抗議。有吉「だから大津は嫌われるのよ(笑)」。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2023年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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