千鳥・大悟、『チャンスの時間』でクイズ王・鶴崎と大激戦!ノブ「気持ちいい問題、全部取られてる(笑)」

千鳥

文=てれびのスキマ イラスト=おさく 編集=森田真規


テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『チャンスの時間』(7月30日放送)

大悟の得意ジャンルでクイズ王と対戦する「クイズの時間」第5弾。今回は鶴崎修功と対決。ジャンルは「ハゲしぼり」「徳川吉宗」「サンクチュアリ」「WBC」「昔の野球」「友達」「ナメック星」「割れ目」「北斗の拳」「ボート」など。

『ドラゴンボール』も『北斗の拳』も読んでいないという鶴崎。しかし、最初に「ナメック星」を選択した大悟はフリーザの戦闘能力を誤答。うっすらとそのセリフは記憶にあったという鶴崎が正解する波乱の幕開け。

「サンクチュアリ」はNetflixの相撲ドラマではなく史村翔原作・池上遼一作画のマンガのほうだったり、「北斗の拳」もマンガ自体ではなくパチスロについて。鶴崎も得意そうなジャンル「徳川吉宗」も「パチスロ吉宗」に関する問題と、完全に大悟寄り。

そんな中でも「この花の名前は『デンファレ』ですが、この花を見ることができる飲食店はどこ?」といった「この角度で来たか!」と大悟が唸るような良問が連発。大悟がキレイに答えられそうな問題も、鶴崎がクイズ王ならではの推理とかすかな記憶を頼りに答えていく。ノブ「気持ちいい問題、全部取られてる(笑)」。

中でも「ボート」の「こちらの舟券を買ってください」では、マークシートに記入するのだが、大悟はマークをミスし、必要ないのにいつものクセで「取消」にマークしている間に鶴崎に回答権を奪われてしまう。そのあとの「このマークシートで購入できる舟券は?」では1段目にその「取消」がマークされていることを見逃してしまう大悟に対し、鶴崎は先のやりとりがあったからか、しっかり気づき回答。ノブ「そりゃ勝てんよ(笑)」。

大悟が「クイズ王って知識だけじゃないんだ」と感服するように、結局、同点でラスト問題に突入するという大激戦。そして今回の問題で唯一『東大王』でも出そうな問題が出るという奇跡のような流れ。今回も大盛り上がりだった。

『まつもtoなかい』(7月30日放送)

ゲストは藤井フミヤと奥田民生。民生と松本が古くからお互いをリスペクトしているのは知られているが、ダウンタウンの2ndアルバム『万力の国』(1991年)にも曲を提供している。「最初に曲を作ったとき、会ってない」という民生。松本が書いた歌詞が送られてきてそれに曲をつけたそう。その曲が「くつみがき」。

「ちょいと兄さん よってきな おいらに靴を磨かせて♪」で始まる歌詞に、「暗い歌詞なんですよ」と民生。サビは「エ・ヘ・ヘ・エ・ヘ・ヘ」。松本「でも僕が作るものって暗いですよ」。

今改めて聞いてみると、めちゃくちゃカッコいいし、松本のコアな部分がにじみ出ているような物哀しい名曲だった。ちなみにこのアルバムのジャケット撮影時に松本は寝坊したため、マツタケ(松本)とハマグリ(浜田)になったそう。

ダウンタウン『万力の国』ジャケット写真
ダウンタウン『万力の国』ジャケット写真

トータス松本が歌って以降、恒例化した弾き語りで、民生が「愛のために」を歌うと、思わず口だけ動かして声を出さず歌っていた松本の姿が印象的だった。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2023年のテレビ鑑賞記録。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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