“志村けん”のロケを感慨深げな表情で見守る大悟。ノブ「丸々『金スマ』でせぇ!」(相席食堂)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『相席食堂』(5月30日放送)

レッツゴーよしまさが、志村けんの故郷・東村山へ。東村山でロケをするというオファーをもらいながら畏れ多くて断っていたものの、大悟がいる『相席食堂』ということで満を持して引き受けたそう。

志村の同級生がやっていた「だいじょぶだァー饅頭」の店「餅萬」や行きつけのうどん屋「こせがわ」、よく食べていただんご屋「笹本だんご店」といった志村ゆかりの場所を巡っていく。直筆の文字、絵が描かれた小学生時代の卒業文集など貴重なものも公開される。ノブ「これを『相席食堂』で観てええんか?」。

そんな中、特にスゴかったのは、志村と同級生で初めてコントをやったという人が営むスナック「はちこくやま」。その初めてのコントをやったときの写真も残っており、落語をベースにしたコントをよしまさと再現。ノブ「丸々『金スマ』でせぇ!」「ここに茶さんいないと!」。

さんまのものまねで奈良を旅していた原口あきまさも途中、ひとみばあさんに。店に入ろうとひとみばあさんそのままに挨拶した際、「近所(の目)があるから入ってきて」と言われたのが可笑しかった。大悟は、志村とひとみばあさんのコントをしたときのことを回想。ひとみばあさんにマッサージされるコントで「肛門に指を突っ込んでくるというだけ」の筋で約18分。「ケツ叩いたらどこでも終わっていいわって言われた」と。

最後によしまさは志村のモノマネをする店主がいる居酒屋「も暖亭」へ。店主のものまね(コント中の志村)もうまく、よしまさはいかりや長介や加藤茶になって対話していく。よしまさに会った志村に近しい人たちがみんな、懐かしそうに、泣きそうになっていたのもやっぱりスゴい。終始、大悟がなんとも言えない感慨深げな表情で見守っているのも、胸がいっぱいになった。

『アメトーーク!』(6月1日放送)

「ひとり飯大好き芸人」。マヂラブ野田とチョコプラ長田は、みんなと行きたいけど誘われないだけではないかと“流派”の違いがあるため、「今すぐ帰してください」とリーダー席のケンコバが言う。すると長田「こういう人がいるからひとりで飯食いたいんですよ!」。

ぼる塾・田辺が「ひとりでご飯行くから感覚が研ぎ澄まされているんですよね。怪しいと思ったとしてもビビビッ!ってくるんです。たまに『ひとりでご飯行くときの決め手はなんですか?』って聞かれるんですよ。これは感覚としか言いようがない!」と熱弁した上で「ただねえ、この感覚が他人に紹介するときになると鈍るんです。友達とかに『おいしいご飯何かない?』って聞かれたときに、この子の好きなものだったり、今のお腹の空き具合、そういうのを考えて思いやりが出てくるんですよ。相手への思いやりと自分がビビビってきたセンサー、この相性、実は悪いです」と語っていたのは、食事に限らずよくわかる話。

ケンコバが、ムーディ勝山考案の絶対に通せる、独特の声質の「すみません」の言い方があると主張すると、その信じ難い話にスタジオは懐疑的。お客さんを使って検証するまでに。実際、話し声で雑然としていてもしっかり聞こえていた。

その直後のコーナーで『孤独のグルメ』風ロケVTRを観ることに。田辺がロケに行っていたのだが、そのときの「すみません」が、ケンコバの絶対に通る「すみません」の言い方とまったく一緒で爆笑。小杉「天才やん!(笑)」。奇跡のような流れだった。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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