写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
春の訪れ
第46回。
2023年もあっという間に春が訪れましたね。
写真は2年前の桜ですが気に入っているのでつい。
花粉症に悩まされながらも一年の中で過ぎる儚い時間を大切にしたいために桜は毎年見に行きます。花見などはハードルが高いので、帰路につく前の寄り道程度ですが。
学生時代は新学期の訪れでもあり、少し億劫(おっくう)な気持ちになっていたことをよく思い出します。
特に新入生になる年は「森田美勇人」という名前が名簿の中で不本意に目立ち、いろんなクラスの生徒から姿を確認されたものです。その手の事柄で「美勇人」にはよく悩まされましたが、今では自身の表現活動の面において存在感ある名前に大変助けられています。笑
そんな「森田美勇人」の人生をプライベートから仕事まで境目なく切り取り、綴ってきたQJWeb連載ですが、読者の皆様のおかげで1年が経ち、編集部の方々からのお声がけでフォト&エッセイブックを発売することとなりました。
ありがとうございます。まさか自分が本を出版するとは……。
今までの連載の中で綴ってきた言葉と撮り重ねた写真を集め、本という感触の中で皆さんに僕の温度や匂いを感じてもらえたらうれしいです。インタビューも長々とお話しさせていただき、赤裸々な話も新しく綴られています。
出版業界において“新入生”の僕ですが、これからは胸を張って名前を名乗ろうと思います。
僕の「日常」が皆さんの心に咲く花の種になれたら幸せです。
加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
『森田美勇人フォト&エッセイ「日常」』
発売日:2023年5月25日(木)
予約開始日:4月3日(月)16時
予価:3,200円(税別/送料別)
仕様:B5判/48ページ
販売ページ:QJWebショップ(https://qjweb.myshopify.com/)
発行:太田出版
※発売日や仕様などは変更の可能性があります
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR