写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
月曜日は、加賀翔(かが屋)が担当。コント師として知られる一方で、芸人仲間などを撮影した写真の腕前にも定評があり、インスタグラムのフォロワーは10万人以上を誇る。そんな彼が、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
申し訳なかった瞬間
第64回。今回は『一週間興行』でお客さんからいただいた差し入れの写真。
僕がコロナになったため日程が狂ってしまいましたが、金土日の3日間だけでも開催できて本当によかったです。申し訳ない気持ちもありますが無事にライブができたこと、お越しくださった皆さんには大変感謝しています。
そして今回の写真はこの本気ユンケル。ユンケルファンティ黄帝。
いかにもすごそうですよね。
僕が体調を崩したこともあってか、お客さんが本気の栄養ドリンクを差し入れしてくださいました。
差し入れしてくださったのですが、なんとこのライブで僕たちは「栄養ドリンクって細かくランク分かれてるけど、正直違いってわからないから普通のでいいよね」というネタをやってしまっていました。
今回のライブで一番申し訳なかった瞬間です。
終演後に渡され中身に気がついたとき、僕は「ひゃっ!」と悲鳴を上げていました。「お客さんからです」と渡してくれたマネージャーさんはなんとも言い難い表情をしていました。
恩を仇で返すとはこのことですね。しかも普通のユンケルをあまり飲んだことがないので本当に違いがわかりませんでした。
黄帝分うれしいし効いてる感じはありますが比較がないのでわからなかったんですね。まさかでした。申し訳ない。
僕が違いのわかる男になったときに黄帝をください。
加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
かが屋・加賀翔×「QJWebカメラ部」オフィシャルグッズ販売中
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