みちおは、一番馬が合った部活の後輩。トム・ブラウン結成時に布川が決めたルールとは【魅惑の相方 ANSWER vol.6】



コンビ結成時の決めごと

──トム·ブラウンさんといえば凄まじいケンカが有名ですが、最近だとみちおさんが謝らなくて長時間揉めたと?

布川 コンビを組むときに、“謝る”っていうのだけはちゃんとしようって話をしてたんです。ネタを間違えたり、遅刻したりしたときに、謝らなくなったら、コンビとして仲悪くなっていくからなって話をして。だから、今でも定期的に言ってます。

半年くらい前かな。あいつ、遅刻したとき作家さんのほうだけを見て謝るようになったんですよ。 それが何日も続いてたんで、「俺にもちゃんと謝らなきゃダメだろ。俺もお前のほうを見てちゃんと謝るから」って注意しました。このままだと、俺に何も言いたくないとかって方向にどんどんズレていくぞと思って。(みちおも)定期的に言われるのは嫌だと思うし、僕が厳し過ぎるのかもしれないですけど。

──そういうのを言ってくれる身近な人って、本当に貴重だと思います。

布川 あと、まわりの人にそれをしないでほしいですからね。立場が変わると、そういうことができなくなってしまう人を昔見た気はするんで、そういう人にはならないでほしいですかね。僕らは別に偉いわけでもないので。

──おふたりがなぜケンカが多いのかお聞きした際、「好きの反対は無関心。無関心じゃないから」と。

布川 あいつは本当に、そういうの好きっすね~(笑)。そういう、作家的な能力を出すの好きなんですよねぇ。

──ストーリー性というか、ワードセンスも素敵ですよね。

布川 もともと言葉遣いもちょっと変ですね。「何その言葉?」みたいなのを使うんですよ。前に大嶋の一番弟子という芸人が「ぺこぱが2018年と2019年、ほとんど同じようなネタだったのに2019年に決勝行けたのはなんでですかね?」ってみちおに聞いたら、「練度だよ」って答えてて。普通に「練習すごいしたからじゃない?」とかでいいんですけど、なんかワードを言いたいんですよね。

トム・ブラウン布川
「練度」に違和感を覚える布川

卑屈だからこそ、丁寧な人と思われる

──今取材を通してすでに感じているんですが、みちおさんが言っていたとおり、本当に人付き合いが丁寧な人だなと。関わる人がどんどん増えていくなかで、丁寧な人と思われる秘訣ってなんですか?

布川 特に考えたことはないですけど……基本的に僕は、卑屈なのかもしれないです。僕らがまったくメディアに出てないころ、あまりにスベって「僕らダメなんですかね~」ってハマカーンの浜谷(健司)さんに言ったら、「ダメだよ。売れてないんだからダメに決まってるだろ。ていうか、俺もダメだよ。ていうか、芸人なんてほとんどダメな奴ばっか。だから、自分のことはゴキブリと一緒ぐらいって思ったほうがいいよ」って言われて、「確かにな」って思ったんです。

だから、ゴキブリの奴と飲んでくれたり絡んでくれてるのは、ありがたい話じゃないですか。そう考えたら、飲み終わったらあとに連絡をするとか、そういうことは当たり前というか……なんか、キモい答えで申し訳ないです。

──いえ。その謙虚な気持ちをずっと持てる人って、本当にすごいと思います。

布川 僕らは全然。それを言ったら、錦鯉さんとかのほうがすごいと思いますよ。ふたりとも優勝してからもまったく変わらないんで。そういう人たちがまわりにいたからかもしれないですね。

──布川さんには、お笑い界をひとつの柔道部だと思って部長のようになってほしいと仰っていました。自身では、目指している憧れの像はありますか?

布川  FUJIWARAさんみたいになりたいです。FUJIWARAさんって、突出してゴールデンタイムのMCをやってるとかではないじゃないですか。でも、その人たちと同じぐらいおもしろい。FUJIWARAさんをおもしろくないって言ってる人っていないし、大好きなんです。ほど遠い存在ですけど、そういう感じになりたいんですよね。

トム・ブラウン布川
FUJIWARAやタカアンドトシに憧れを抱き、お笑いを始めた

──冠を目指している感じではないんですね。

布川 僕はあんまりそういう気持ち強くないですかね。でも、地元で冠番組はやりたいです。

──みちおさんも同じことを仰っていました。みちおさん個人は、10年後、20年後どういう存在になっていくと思いますか?

布川 あいつ、けっこう読めないところありますよね。いい感じでウケてた日もあれば、ウンコじゃねえかってくらいスベってるときもあるし……当たり外れがデカいけど、(野性爆弾)くっきー!さんとかのほうに行けたら、僕はいいなと思います。

──クリエイティブな面もたくさんありますよね。

布川 趣味が多いんですよね。昔、お互いがネタを考えてくるってときに、ネタは書かずにほかの趣味のものをめっちゃ進めてたりしてて。当時めちゃくちゃムカついてましたけど、今となっては、それがあったからその方向のお仕事をもらえてるのかなとも思うんで、それはそれでよかったです。だから、そういう趣味をいっぱいやっていったほうがいいと思いますね。あいつ、楽しそうなんで。それこそ絵とかも描けますし、くっきー!さんとかの方面に近いのかなと……。あ、くっきー!さんのほうが圧倒的におもしろいですけどね?

──では、みちおさんをひと言で表すとしたら?

布川 ハゲ山さとる……になりますかね。

──元ネタはなんでしょう?

布川 佐山聡っていう、初代タイガーマスクのプロレスラーです。で、体型とかも一時期の聡さんに似てるんですよ。あと、シンプルに見た目が“ハゲ山さとる”っぽいんで(笑)。

──みちおさんからの申し伝えで、「髪をかき上げる動作をめんどくさがって、体を傾けているけど、キモいから本当にどうにかならないか」と。

布川 それは確かにわからなくはないです、僕も困ってます。でも、女の子から「髪をよく触ってる男って、めっちゃキモイよ」って聞くんで、それを阻止するためにも傾いちゃうんですよね。もう少し切って重さを変えます。

トム・ブラウン布川
かき上げショット

──取材の最後にいただいた布川さんへのメッセージが「小学1年生から3年生まで娘を預かっていいですよ」だったんですが……。

布川 いいわけねえだろ! 何言ってんだあいつ、一番大事な時期にあの人に預けたら、「練度」とか使うようになっちゃうから。

──では最後に、みちおさんに何かひと言メッセージをいただけますか?

布川 最近スチームを買ってお肌のケアをしているようなので、今後もケアをたくさんして、肌色が悪くならないように努力してください。


この記事の画像(全12枚)



  • 【トム・ブラウン布川×QJWeb サイン入りチェキプレゼント】フォロー&リツイートキャンペーン


    ■キャンペーン応募期間
    2022年11月6日(日)〜2022年11月20日(日)

    ■キャンペーン参加方法
    【ステップ1】QJWeb公式ツイッターアカウント「@qj_web」をフォローしてください。
      ▼
    【ステップ2】「@qj_web」がキャンペーン告知をしたこのツイートを、応募期間中にリツイートしてください。
      ▼
    【応募完了!】
    締め切り後当選された方には「@qj_web」からDMにてご連絡を差し上げます。フォローを外さず、DMを開放してお待ちください。

    ※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でリツイートしてください。アカウントが非公開(鍵アカウント)の場合はご応募の対象になりませんのでご注意ください。
    ※「いいね」はご応募の対象になりませんのでご注意ください。
    ※当選の発表は、こちらのDMをもって代えさせていただきます。
    ※当落についてのお問い合わせは受けかねますので、ご了承ください。
    ※本キャンペーンの当選がQJWebのインスタアカウントと重複した場合、どちらか一方の当選は無効となります。
    ※本景品は非売品です。譲渡・転売はご遠慮ください。
    ※いただいた個人情報は、本プレゼントキャンペーン以外の目的には使用しません。


この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。