トム・ブラウン布川は“マジメを装った変態”であり、みちおが人間として生きていくための道標



『コロコロコミック』の世界ですよね

──布川さんはどういう生い立ちなんでしょう?

みちお 布川のお兄さんふたりが変わった人なので、末っ子だけどしっかりしなきゃっていう感じで育ったんですよ。でも実は、「ちゃんとしよう」って思って生きてる俺よりも、深くの深くの内面は、布川のほうが変な人だと思ってます。本当は、初めて会った人に股間を出したり、友達にお尻の穴を見せたり、ずっと「チ○ポ」って言っていたいような、変な人なんですよ。

──みちおさんのツッコミ役として、常識人なイメージもありますが……。

みちお そうですね。グッと抑え込んでマジメにやってるけど、本当はくだらない下ネタとか汚物とかでずっと笑っていたい人です。もう、『コロコロコミック』の世界ですよね。この間も、ラジオ中にバレないように「チ○ポ」って何回言えるか挑戦してました。

──『トム・ブラウンのニッポン放送圧縮計画』(オールナイトニッポンPODCAST)の収録中にですか?

みちお 9月にやらせてもらった『オールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)です。

トム・ブラウンみちお
「しかもこの挑戦、メディアでネタバラシしてないんですよ」
トム・ブラウンみちお
「意味わかんないですよね」

本当にバカな少年というか、ふざけた人間が布川の内側に入ってると思います。それを日々抑えて「俺はA型! ちゃんとするぞ!」って。

──その内側は、いつ開放してるんでしょう?

みちお 漫才のときは、内側のほうでやってると思います。ちゃんとしようと思ってたら、僕が「キング一休さんを作る」って言ったときに「何言ってんの?」って言わなきゃいけないじゃないですか。でも「見てみたいですね」って言う。この部分、見てて違和感ないと思うんですよ。それはなんでかって言うと、布川がヤバい奴だから。ゼロのものって違和感があるけど、僕らのネタは布川の内面のヤバさを広げてるだけだから、違和感なく見てもらえるのかなって。

恋愛は全部、布川に任せている

──みちおさん、ラジオで頻繁に布川さんに恋愛相談をされていますよね。メディアのネタだとしても、相方に恋愛相談するコンビって珍しいなと。

みちお 全然、メディアのネタじゃないですよ。本気中の本気で相談してます(笑)。

──布川さんのことを、男性として信頼しているんですね?

みちお そうですね。人間としては絶対に布川のほうがちゃんとしてると思ってるので、めちゃめちゃ信頼してます。人として生活していくときの指標として、かなり尊敬してますね。昔からよく恋愛相談してました。最近はふたりきりだとしづらいから、ラジオだと逆にしやすいんですよ。だから、ラジオがあってよかったなと(笑)。

結婚に至るってことは、ちゃんとしてないとできないですからね。これって社会的に見たら普通のことなんでしょうけど、我々のような「お笑いやろう~ゲヘヘ」って言ってる人間の中では、ちゃんとしてるなぁと。

──しかも、布川さんの恋愛アドバイスって的を射ていますよね。

みちお 才能ありますよ。僕は本当に恋愛がわかんないから、布川に全部任せるみたいな思考になってます(笑)。

トム・ブラウンみちお
恋多き男、みちお。最近ラジオで「かき乱さないで」とよく嘆く

──なぜそんなに恋愛初心者のような……。

みちお 僕、向こうから告白してくださって付き合えたことがほとんどだったので、自分からの恋愛はスーパー初心者なんですよ。中学時代なんかは、しゃべってないのに告白だけできるっていう気持ち悪い男だったんです。たとえば、僕がくしゃみして教室の床にまき散らしたときに一緒に拭いてくれた子を好きになって、全然しゃべってないのに2カ月後にいきなり告白したこともあります。女の子からしたら怖いですよね。でも、詰め方がわかんないんです(笑)。

トム・ブラウンみちお
「消しゴムを拾ってくれただけで好きになったこともありました」

ケンカする理由は“好きだから”


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佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..

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