写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
ピアノロックを基調としたサウンドと哲学的な歌詞で躍進をつづける7人組ボーイズグループ「原因は自分にある。」(げんじぶ)。その中でも、カメラが趣味だという長野凌大が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
自分と戦う場所
いかがお過ごしでしょうか?
長野凌大です。
寝つきは、いつでもいい私なのですが、寝起きが常に悪いのです。このままでは何歳になっても誰かに起こしてもらわないと起きられないのではないか?まずいなぁ。。と考えています。
僕の地元というか、出身は静岡なのですが、幼少期から東京で過ごしてきたので、育ちは東京。
人生の時間でいったら、東京にいる時間が大半を占めているのに、地元というか、落ち着くというか、そんなことを感じる場所は静岡なんですよね。
今日の、日本の中心は東京とされていますが、人によっての東京に対する感じ方、捉え方は人それぞれだと思うのですよね。
東京は日本の中で一番栄えていて。時代を超えたもの、異文化同士の交流、さまざまな人々が、東京というひとつの小さな地域に集まっていて。そんなものが人々の日常であって、当たり前のように流れていく。
時代、文化、人々の想い。そんなものが混ざり合っている場所。混沌とした流れ。
ここにいれば、自分から探求せず、受け身でもいろいろな情報が流れてきて、なんとなく時間が過ぎ去っていくけど、その流れの中で自分が何を得るのか、それを自分で選んでいく。
いつでも、自分の可能性を自分で決めないことが大切で、それができる場所。自分自身を試せる場所。日々葛藤して、自分と戦う場所である。
現19歳の僕に、東京はそのように見えます。
加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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