テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。
『ホリケンのみんなともだち』
前週に引きつづき、ザ・マミィとの鼎談。前編は林田が芸人になるのを反対していた医者の父と絶縁状態であること、酒井の学生時代の片思い話などを話していたが、後編ではコントの話が中心。
林田は『笑う犬』を家族で観ていたのが芸人を目指したきっかけだそうで、そのなかでも『トシとサチ』が心に残っていると言う。するとホリケンが、蒲田にある梅屋敷の下町の若者が、都心が近いのに頑なに地元に留まっているのを(演出の)小松純也が見たことをきっかけに構想されたコントだと、秘話を語る。それを元に作家の内村宏幸が書いていったそう。「俺も何がおもしろいのかなって思いながらやったんだけど、すごいみんな観てくれて、秋元康さんにも褒められた。哀愁を感じるんだよね」と。
あるコントライブでは、セリフが飛んでしまったこともあるとホリケンが回想。「セリフが飛んでコントの最中に楽屋に台本を見に行ったことがある」とぶっ飛んだエピソード。その間、名倉と原田のふたりがつないでいたとトリオならではの切り抜け方。ほかにもコントのキャラの着想の仕方など、興味深い話連発だった。
『ダウンタウンDX』
「ポジティブ芸能人大集合」と題し、関根勤、アンミカ、もう中学生、ノンスタ井上、武井壮、フワちゃん、ゆきぽよが集結。
まずそれぞれの人生を楽しく生きる座右の銘を発表。関根勤は「生まれてきました こんにちは」。このシンプルなひと言ですべてが伝わる言葉を「素晴らしいですね、背中に入れたくなりました(笑)」と松本も絶賛。
もう中学生は「かさぶたライフ」。「ツラいこととか悲しいことがあっても、結局かさぶたになって痛みを感じなくなってくるので強くなれる」とその真意を説明するも、松本「もう一度聞いてもいいですか?」。
フワちゃんは「全人類 同い歳!」。これに即座に「違うわ! アホンダラ!」とツッコむ松本。構わず「地球規模で見たら人類は同い歳」「さんまにもたけしにも気遣う必要ないよ」とつづけるフワちゃん。ちなみにこの言葉はネットで見つけたそう。
一方、松本はネガティブ。「全部悪いほうにしか考えられない」と言うとフワちゃん「松っちゃん、ツイッターでよくしょげてるよね(笑)」。アンミカは何を言ってもポジティブに返せるため、フワちゃんはゲームを生み出したという。それはアンミカに「人生って◯◯ですよね」と振ると即答してくれる。この“芸”がすごかった。フワちゃんが「人生ってネックレスですよね」とムチャ振りするも「そうやねん。人ってデコルテまでが顔。ここが女性の宝石って言われる場所」などと一切、間もよどみもなく即答。「人生って浜ちゃん」にも「そうやねん。愛あるドツキと叱りな。もう何言ってもやっぱり浜ちゃんやからって。たくさんの人の結果発表してるやんか、人生のな」。