もう中学生「もうダンボールネタはできないかも」。行き詰まった彼を救った、江頭2:50のひと言(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『ガキの使いやあらへんで!』

もう中学生24時間ロングインタビュー完結編。「バイト前にAV店を4軒はしごしてパッケージを見るのが日課だった」「素人ものが好き」「付き合ったのは3~4人」「ファーストキスは29歳。お店屋さんで」「必ず毎朝、自慰をする」などもう中にはあまりイメージのない性的な話から、2008年の『ガキの使い』「山-1グランプリ」で憧れのダウンタウンと初共演したときの「松っちゃんは光って何も見えなかった。神々しくて。浜田さんは見えました」といった印象まで多岐にわたる質問に真摯に答えていく、もう中。

しかし、「12時を越えると怖くなる」から12時にはいつも寝ているというもう中に、激しい睡魔が襲う。「どうか10分ボーっとさせてください」などと懇願するもう中に、すっかりこの企画でヒール役になっているインタビュアーの「小島さん」は容赦なく淡々と質問をつづけていく。小声で催眠をかけるように「3分だけ……ねえ、決して悪い話じゃない。小島さんも休める。みんなも休めるしハッピーになる。僕が休みたいとかじゃないの。小島さんが休んだほうがいいから」「3分で……、バラ色の世界に行きましょ」と囁くもう中が可笑しかった。最終的には24時間で2846の質問に答えたもう中。

その中で特に印象的だったのが、仕事が激変した2018年のある日のことを振り返った言葉。

「その日、すごい雨が降ってて(小道具の)ダンボールがびちゃびちゃになって羽田空港のリムジンバスのバス停で実家の母ちゃんに『もう母さん、ダンボールネタは40歳になったりしたらできないかもしれない』って電話して。その電話を切った直後に全身ベージュ姿の人が近づいてきて、誰かな?と思ったら帽子とマスクを取られて『はじめまして。江頭2:50です』って。今までお会いしたことなかったんですけど江頭さんが目の前にあらわれて、『そのダンボールっていつも自分で運んでるの? 頑張ってね!』って言ってギュッと僕に握手してくれて。で、お母さんに慌てて電話して『さっきダンボール辞めるって言ったけど、やっぱりダンボール辞めないでお笑いやっていくよ』って宣言できた」。

まさかこんなところで江頭2:50が出てくるとは! こういう偶然の出会いとちょっとしたひと言でギリギリ踏みとどませることができるんだなあと思う。

『くりぃむナンタラ』

“Z世代”の若者が25人中何人知っているかで「21」を目指すブラックジャック形式の企画。「海砂利水魚」を認知しているのは8人(なかには由来の「寿限無」のほうで知っている人もいるんじゃないかとは思った)。「居酒屋の名前?」というZ世代も。上田とともに進行を務め、25人のZ世代のひとりでもある藤田ニコルも知らない。正解を教えられ「気まず……」とニコル。「バカルディ」も知らなかったそう。「猿岩石」は12人。「有吉さんがいたアイドルグループ」という認識の人も。ちなみに「おニャン子クラブ」が21ぴったりだったという。

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