奇天烈なもう中学生ワールドのルーツを語る。1塁ベース前に落とし穴を掘った?(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ガキの使いやあらへんで!』

「24時間ロングインタビュー」シリーズ、第8弾の今回はもう中学生。「ある種、一番まとも」と松本は言うが、豪華なホテルに入るなり「屁出ちゃうよ~」とおならをする奇行で始まる。

泣き虫だった幼少期のことから、幼稚園のころの初恋や小学校時代にダウンタウンと出会いお笑いに憧れたことなど、普通の子供時代を語っていたが、中学生時代、女子が「おっぱい」と書いてくれた紙をずっと持ってたというあたりから、もう中ワールドが垣間見え始め、農業高校時代の話になると一気に奇天烈さが増していく。

野球部に入りファーストを守っていたというもう中。「バッチコーイ」や「ヘイヘイヘーイ」といったかけ声をするのが面倒だからラジカセに録音して試合中ずっと流したりしていたそう。そんなもう中は、1年の終わりから2年の春頭くらいのころ、野球部を退部。その理由は、なんと1塁ベースの前に「落とし穴」を掘ったというにわかに信じられないもの。

キャプテンにそれを咎められ「辞めろ!」と言われ、止められると思って「辞めます!」と答えたところ本当に辞めさせられたそう。どこまで本当なのかわからないがもう中のルーツを感じるエピソード。そのころの心の支えがダウンタウンのコントのビデオとX JAPANのライブビデオだったという。

そして高校3年の9月ごろにNSCに行くことを決意。NSCでは「鳩時計」というコンビを組むもうまくいかず、2001年8月31日に行われた養成所ライブには、もう中は手伝いとして参加。選ばれた10組が客前でお笑いをやっているのを見て「うらやましくて悔しくてこの400人の人たちの中で1番練習する人と、1番考える人になればライブとかに出れたりするのかなって思ってお笑いを真剣に考えるようになりました」と熱い一面も。

ダンボールネタは2001年7月ごろから。毎日、牛乳とプリンを買いに行っていたドラッグストアの前に山積みになっているダンボールがあり、このダンボールを使ってコントをやったら、絶対目立てると思って始めたという。

前半の今回は、よく行く世界堂を訪れたり、世話になっている夫婦に感謝のネタを披露したり、どこか密着ドキュメンタリーのような味わい。来週は、いつものこの企画らしく疲労困憊になって壊れていく新鮮なもう中が見られそう。

『ホリケンのみんなともだち』

もう中とホリケンのサシトーク後編。「ためになったねぇ~」のような「もう中節」について「演歌好き?」と聞くホリケンに「さすがですね!」ともう中。「気づかれたのは初めてなんですけど、5歳くらいのとき、父が演歌のカセットテープばっかり聴いてた」と美空ひばりの歌で子供のころに育ったから演歌調になるとそのルーツを語る。

「Eテレっぽい(失礼かな?)ネタはなぜ?」と質問(「(失礼かな?)」と注釈を入れるのがホリケンのネタに対する敬意と繊細さが表れている)すると、「悲しいこととかがすごく多かったので、自分も悲しさのなかでネプチューンさんやダウンタウンさんのビデオを購入してお笑いで人生救われてきたので、自分もお笑いで元気なかったり1日の疲れだったりを救いたい。学校で悩んでいる人を救いたいと思ってお笑い始めたので『平和』の『和』なネタにしたい」と真剣に答えるもう中。先週につづきとても相性抜群で聴き応えのあるトークだった。


『くりぃむナンタラ』

似ているとよく言われる順に自分でランキングを作りそれを当てる「クイズそっくりフェイス」にもう中学生。1位はやはり堺雅人。名ゼリフを言うことを促されて「倍返しだ!」などを言うと思いきや「週2で天ぷらだ!」と言ったことがない(であろう)セリフを言うもう中。そこから名前が挙がるたびに架空の名ゼリフを言う流れがおもしろかった。

さかなクンは意外にもランク外。名ゼリフは「そこのブルドーザーどけといてー!」、2位の森山直太朗は「迷子センターより~♪」、3位の福士蒼汰は「おーい、間取り教えて!」、5位ティモンディ高岸は「荷台に乗せろ!」、7位の片桐はいりは「苦肉の策ね」、8位の吉川晃司は「自家製味噌を作ろうぜ!♪」。もう中ワールド全開。

2問目はオズワルド伊藤。小道具ヒントで薄茶の色つきメガネと帽子を装着するとヒコロヒーが「山本晋也カントク」と即答。その風貌があまりにもそっくりで可笑し過ぎたため、そのあともそのメガネと帽子をつけさせ「カントクじゃねーか!」とツッコむ流れに。伊藤「カントクにしてんじゃねーか!(笑)」。

【関連】もう中学生、ツッコミなしの劇場でのネタに「だいぶ不安になってきてます」

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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