『鬼滅の刃』竈門炭治郎の言葉をきっかけに、相席スタート山添が借金完済(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ゴッドタン』

ぼる塾、ラランド、相席スタートで「コンビ愛確かめ選手権」。相方が書いた答えを予想して答える「相方アンケートテスト」の第1問は「コンビで一番熱くなった瞬間は?」。田辺の答えを「亀梨くんに会えたとき」と予想するあんりだが、田辺は「ぼる塾の結成発表直前に初めて3人でネタ番組のオーディションに行って、大爆笑を巻き起こしたとき」とちゃんと芸人の熱い話として回答。「田辺さんからネタの話、聞いたことない(笑)」。

サーヤは「『M-1』2019の敗者復活戦のくじ引き」と答える。和牛、ミキら決勝経験者組がたくさんいて、例年よりも注目されていたため「どうせなら和牛さんとかのあとがいいな」と願うと、ニシダが和牛のあとを引き当てる。すると思惑通りオンエア後、オファーが来るようになったそう。ここで決勝進出を目標にするよりも、いかに現実的な利を取るかという戦略性がスゴい。

相席スタート山添は、相方への「キズナ」=借金を完済したとき。「『向上委員会』で“キズナ”の話をしてたら、さんまさんがえらい笑ってくれてはったんで、僕、オンエア楽しみにして家で観てたんですよ。そしたら合間にアニメ『鬼滅の刃』のCMが流れまして、炭治郎が鬼に向かって『そんなものを絆とは呼ばない』って斬りかかってた」とよくできた話を披露。

「コンビで一番スベった瞬間は?」という問いにあんりは「『有田Pおもてなす』の平場」と回答。田辺はスベったらしゃべりつづけちゃうクセがあるそうで、「ずっとしゃべってて、ずっとスベってた」という。田辺がスベっているのを初めて見たため、棒立ちになってフォローもできず、その帰り道に大雨が降ってきて、みんなでびしゃびしゃな弁当をドライヤーで乾かしたという切ない思い出を回想。あんりの予想通り、田辺もやはり同じ場面を挙げており、見事正解。「私の見せ場だ!」と思っていたが、「今日は私ウケるぞ」という顔が出てしまっていたという。その翌日、あんりは「田辺さんがスベってたんじゃない。3人でスベってたんだ」と思い至り、田辺に謝ったのだそう。このあたりにぼる塾の強さがあらわれているなあと思った。

『踊る!さんま御殿!!』

「本当はディレクターとしてさんまさんと会いたかったんですけど、もう無理かなと思って出ました」という佐久間宣行が初登場。ディーン・フジオカとソプラノ歌手の岡本知高に挟まれて座り、さんまから「佐久間くん」と呼ばれるのが新鮮。

「テレビ東京で何回も企画出したの。通らないし、出てもらえないから。諦めてここに来ました」と説明し笑わせる。自分のトークゾーン以外でもキャラに入ったジャンポケ斉藤に対し「ちょっと待って! この番組でしかこのキャラクター見たことないですけど!」などと果敢にトークに入っていく。

さんまは「ひょうきんディレクター」を例に出し、三宅「デタガリ」恵介のようにあだ名はつけないのかと聞かれ、ラジオではリスナーの悪ふざけで「船長」と呼ばれていることを明かす佐久間「だからラジオを締めるとき『ヨーソロー!』って言ってます(笑)」。


明日観たい番組:『徹子の部屋』にコサキンが登場

『アウト×デラックス』(フジ)小野賢章、しまだしゃちょー浩平、中屋敷法仁。

『アメトーーク!』(テレ朝)「L’Arc〜en〜Ciel大好き芸人」。

『かまいガチ』(テレ朝)「山内のLUNA SEA愛が炸裂…今こそROSIERを最高に歌い上げんねん!!」。

『NEWニューヨーク』(テレ朝)「ゆうちゃみスキャンダル記者会見」。

『野田レーザーの逆算』(テレ朝)「折り紙逆算」「サラリーマン川柳逆算」「コウメ太夫チクショー逆算」。

『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』(日テレ)「見ただけで熱いかどうかを判別!絶対温寒」「ビッグになりたい男の悲哀」。

『川島・山内のマンガ沼』(日テレ)「ヴィレッジヴァンガードで徹底調査!今年大注目マンガ」。

『徹子の部屋』(テレ朝)に関根勤&小堺一機。

【関連】佐久間宣行が『アナザースカイ』で語った、テレビ東京で培ったDNAとは?


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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