『THE W』優勝のオダウエダ植田「得たものよりも失ったもののほうが多い」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ダウンタウンDX』

『THE W 2021』と『M-1グランプリ2021』のファイナリストたちがゲスト。約1カ月経ってトーク番組1周くらい回っているから、その中の鉄板トークが集まったような内容だった。

『THE W 2021』優勝のオダウエダ。植田は「すごく賛否両論ありまして、得たものよりも失ったもののほうが多い」と振り返り、エゴサすると「賞レース史上最も望まれてない王者」と言われていたと。そうやってエゴサしていることが知れ渡ったため「エゴサ豚」などと言われていたそう。小田はヤンチャしていた少女時代、駆け込み寺に入れられた話。「お母さんに『ご飯食べに行くよ』って言われて、そのまま8時間かけて連れて行かれました。1回パーキングエリアで逃げようとしたんですけど、どうしても逃げれなくてそのまま半年間預けられてました」と経緯を語る。

そんなオダウエダに敗れたAマッソ。「悔しさよりも、なんか11月くらいまでのスケジュールが出るんですよ。またチャレンジせなあかんのかって」とその時の心境を明かす加納。

『M-1グランプリ2021』優勝後、オファーが絶えない錦鯉。渡辺は「朝5時くらいからマネージャーの電話鳴りっぱなしなんですよ。そのバイブしてるのを肴に、マネージャーとタバコ2本吸いました」とその状況を語る。それでも年齢的に長谷川の身体を気遣って仕事をセーブしてくれているというが、実は健康な長谷川よりも、痛風や四十肩を抱えている渡辺のほうが身体がつらい。そんな渡辺のことを加納が「センターマイクまで行くの、いとし・こいしよりも遅い」と形容。加納は錦鯉やモグライダーと仲がいいからか、積極的に話に入って行き、盛り上げていた。

モグライダー芝と植田は同じ清掃会社でバイトしている。ここで働くと女性芸人が売れると言われているバイト先。過去には小田、田辺、あんり、ガンバレルーヤ、ゆめっちなどが働いていたそう。「性欲がエグい」というモグライダーともしげは「天使と性欲が戦ってます」と、これぞともしげな表現。そんな彼は婚約しているが、婚約指輪をAmazonで買ったことをツッコまれ「楽天とかも見たし」と反論。芝「あんまないじゃないですか。婚約指輪が置き配で家に届くって(笑)」。

最後の最後に「畠中、喉仏取れたん?」と松本がオズワルド畠中に振る。実際、最初の話題以来「1回もしゃべってないです」と畠中。伊藤「あのときの青年です(笑)」。

『アメトーーク!』

『M-1』決勝の数日後に収録したという「北海道芸人」。錦鯉・長谷川は「持ってますね」と誇らしげ。タカトシと長谷川という札幌吉本1期生が揃う。ノブコブ吉村は、高校のときに観に行った「空飛ぶいくら」というお笑いライブにこの3人が出ており、それを観てお笑いを目指そうと思ったと回想。トム・ブラウン布川も長谷川に憧れていたという。

20年前、当時30歳の長谷川はコンビを一時解消しピン芸人をしていた。夕方の情報番組『夕方Don!Don!』では「ハセガワフライデー」という名前を冠したコーナーまで持っていたそう(その映像も流れる)。ピン芸人として事務所に入った布川は、長谷川のネタが収録されたビデオテープを「これを100回見ろ」と渡された。「これがピン芸のすべて」だと。そのネタは「のりのりまさのりダンス」。布川「で、去年の『M-1』観たらまだやってたんですよ(笑)」。

「札幌吉本は、圧倒的に完成度の高い正統派漫才のタカトシがいたから、変則的な芸人ばかりになった」とトム・ブラウン。それでもタカトシ、錦鯉、トム・ブラウンと頭を叩く系譜が脈々と連なっているのがおもしろい。『DX』でもそうだったが、長谷川はいかにもおもしろそうなトークの入りをしつつ、オチが尻窄みになってしまいがち。そんなトークについたテロップが「これぞ王者のトーク」。


『家、ついて行ってイイですか?』

以前、渡辺の父親が密着された錦鯉がゲストとして“凱旋”。「ふたりで映画観に行ったことがある?」という問いに「ふたりではダムしか見に行ったことがない」という答えがとても微笑ましい。渡辺は優勝後、初めて自宅に帰ったときのことを振り返る。「そのとき(別の番組の)密着のカメラもついてきてたんですよ。僕はそこから3時間くらい寝たんですけど、起きたら密着のカメラマンと(父が)ずっと酒飲んでました(笑)」。

明日観たい番組:人気コント師たちが夢の共演『ただ今、コント中。』第4弾

『ただ今、コント中。』(フジ)第4弾。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)「独身今田に魔王加藤の結婚相談所」。

『千鳥かまいたちアワー』(日テレ)「大悟プレゼンツ!素人スター発掘プロジェクト始動」。

『ゴッドタン』(テレ東)。

『ももクロちゃんと!』(テレ朝)関根勤、小堺一機。

『週刊フジテレビ批評』(フジ)NSC講師・本多正識。

『SWITCHインタビュー達人達』(Eテレ)小島秀夫×野口聡一。

早乙女太一主演×中島かずき脚本『封刃師』(テレ朝)開始。

【関連】錦鯉「僕らをいいと捉えないでほしい」M‐1優勝を経て、若い人たちに伝えたいこと


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。