COWCOW「海を越える“あたりまえ体操10周年”」|正田真弘写真室「笑いの山脈」第14回

2021.11.12
COWCOW「海を越える“あたりまえ体操”」|正田真弘写真室「笑いの山脈」第14回

文・撮影=正田真弘 編集=竹村真奈村上由恵


カメラの前に立ちはだかり、ネタの瞬間ものすごい存在感でエネルギーを放出するお笑い芸人。その姿はまるで気高い山のようだ。敬愛するお笑い芸人の持ちネタをワンシチュエーションで撮り下ろす、フォトグラファー正田真弘による連載「笑いの山脈」。本業はポカリスエット、カロリーメイト、どん兵衛、Netflixなど見たことある広告をいっぱい撮っている人。

善しさんのツイッターネームにも記されている“あたりまえ体操10周年”。
今では『あたりまえ体操』もインドネシア語、タイ語、韓国語、英語、そしてベトナム語版まであることに驚いた。
英語版を観ると日本語とはまた違うおもしろさがある。興味深かったのが「あたりまえ」を「ATARIMAE」と英訳していることだ。
確かに直訳的なobviousやnaturalでは伝わり切らないニュアンス。
それでも、観ていくうちに「ATARIMAE」という単語が何を意味しているかじわじわと理解できるから翻訳の妙がある。 BENTO(弁当)、KAWAII(かわいい)のように近くATARIMAEも英語になる日が来たらおもしろい。

そして、先日ニュースサイトでこんな見出しが。
“COWCOWインドネシアで再ブレイク!”
今度はTikTokで新たなネタ『これができたらきっと、これもできる』が人気となっていて、現地大手銀行のCMに出演というニュースだった。
写真の世界もそうだけど、海外に進出していくことは本当に容易ではない。
僕も写真集ひとつ海外に売り込むのに現地に赴き、その狭き門を突破するのには強靭な思考と行動力が必要だと痛感していた。
「劇場番長」の異名を取るCOWCOWは舞台で磨き鍛え上げられ、その強さが備わっているのだと思う。 だからこそ、SNSや動画プラットフォームを通り道に新たなステージに立っていけるのではないだろうか。

この写真が僕に問いかけることは意外にも多かった。


COWCOW
多田健二(1974年8月8日生まれ、大阪府出身)と善し(1974年10月19日生まれ、大阪府出身)。吉本興業所属。学生時代からの同級生同士、大阪NSCに入学し1993年コンビ結成。2011年『あたりまえ体操』で大ブレイク。英語やインドネシア語にも訳された。現在、TikTokでも動画を配信しておりフォロワー120万人(2021年11月現在)を超える。2021年11月13日(土)よしもと福岡 大和証券/CONNECT劇場にて、11月26日(金)ルミネtheよしもとにて、12月17日(金)なんばグランド花月にて単独ライブ『COWCOW 28th LIVE』を開催予定。FANYチケットにて好評発売中。


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