“育成プログラム”の成功を決定づけたJUNONの成長
10位というギリギリの順位で最終審査へ進んだJUNON。合宿最後の講評では、「ダンスで劣っている以上、歌で圧倒的な存在感を示せないと少し厳しい」と辛辣な評価を下されていたが、最終審査では圧巻のパフォーマンスを披露した。“クリエイティブ審査NEO”でRYOKI・LEOと組んだユニット「Club JRL」では色気たっぷりなパフォーマンスを披露、“課題曲審査”でも圧倒的な存在感を見せつけた。
──クリエイティブ審査NEOはいかがでしたか?
JUNON (合宿1次審査で)僕がいたBチームはいい状態でクリエイティブ審査に臨めなかったので、「クリエイティブ審査をもう一度やる」と聞いたときは怖かったです。でも、いざ始まってみたらうまくいき過ぎと思うくらい、スムーズに進んでいきました。LEOがリリックを考え過ぎてまわりが見えなくなってしまうこともあったんですけど、Bチームの経験があった僕とRYOKIは「マジで焦ることないよ」って声をかけたり、しっかりとクリエイティブ審査の経験を活かすことができました。
──「Lonely Night」の歌詞に、日本語・韓国語・英語を入れた理由を教えてください。
JUNON 韓国語は、僕もRYOKIもLEOも韓国に行っていた経験があるので、入れることにしたんです。日本語だけの曲ってあまりない気がするし、いろんな言語が混ざっていたほうがおもしろいと思うので、英語は必然的に入った気がします。
「僕の歌声で世界へ行く」
最終審査を経て、BE:FIRSTのメンバーとしてデビューが決まったJUNON。SKY-HIから合格を告げられたとき「僕の歌声で世界を掴み獲る」と語っていた彼が、今思うこととは──。
──デビューが決まり、何を感じていますか?
JUNON あっという間にも、長かったようにも感じる半年間でした。もともと就職先も決まっていたので、「人生ってこんなに簡単に左右されるんだな」って思うと、少し怖いような感覚もあります。今までのほかの選択も違っていたら、こうはなっていなかっただろうし。“奇跡”と言えるようなことなので、すごくうれしいです。そして、世界で通用するアーティストになりたいし、BE:FIRSTの一員として、歌がうまいメンバーとして、僕の歌声でちゃんと世界に行けたらなと思っています。
──『THE FIRST』とは?
JUNON 23年間の中で一番濃い半年間だったことは間違いないので、宝物ですかね。これからの人生がこの『THE FIRST』によって変えてもらえた、“分岐点の宝物”というか。一生残るものだと思うし、『THE FIRST』が僕の人生を変えてくれたので、一生大事にしたい宝物です。