チュート徳井が『しゃべくり』で復帰。福田をイジって和ませる、愛情あふれるチームワーク(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『しゃべくり007』

徳井義実が約1年半ぶりに復帰。福田に呼び込まれ、神妙な面持ちで登場し深く謝罪。そんな徳井に「ほんまに頼むで」「ガッカリさせることせんといてくれ」と福田が長々と説教をして重い空気になったところで「じゃ、ゲスト呼んでください」となり、上田「呼べるか、こんな感じで!」。

そんな状況で有田が「反省もしてるだろうから」と、徳井に関しては言うことがないと前置きした上で「それはさておきね、福田がえらそうに言ったのがちょっと引っかかる」と、視聴者も感じたであろう違和感を指摘。そういう気持ちがあるのもわかるが「ふたりで楽屋で言ってくれればいいし」「なぜカメラの前で急に。『さぁ来たぞ俺の時間だ! これだけはカットされねえからな!』って」と語る。

ホリケンも「怒ってる福ちゃん、すげえかっこよかったよ。狙いどおり!」とつづけると、「違う! オンエアされたくて謝ってたわけじゃないんですよ!」と恥ずかしそうに反論する福田。「観てみ、オンエア、マジで」となおも有田が言うと、福田「あそこカットしてもらえます?(笑)」。

自分が強く行くことで徳井に対するまわりの批判を少しでも封じ込めようとする福田と、福田をイジることで場を和ませ、徳井が入って行きやすい空気を作るメンバー。愛情にあふれていた。

『激レアさん』

「芸風からは全く感じ取れないが、かつてボリビアで4年間サッカー選手としてプレーしていた人」として、“ですよ。”が登場。それだけではなく「バスジャックに遭遇し拳銃を突きつけられて死にかけた」こともあるという。

YouTubeの番組でこの話を引き出したニューヨークの屋敷も「まだ左腕一本で戦っていたようなもの。メインの“ですよ。”さん見せてない」と表現し、若林も「1000回話してないとダメ」と言うが、当の本人は「全然普通のことだと思ってた」「トークライブやったことない」「しゃべったところで『へぇ』と言われて終わりだと思ってる」と、あまりピンときてない模様。

驚異的な行動力で道を拓いていく“ですよ。”は「失敗とか考えてない。成功するためにはどうしたらいいかしか考えてなかった」と熱く語る。ロバート秋山「“ですよ。”がこのトーンで何かを語っていることが激レア」

『マヂカルクリエイターズ』

今回も漫才からスタートし、その中で「忙しくて野田ゲーが作れないよ~!」と企画を発表するスタイル。とてもいい。

多忙な野田に代わり、「野田ゲー」のアイデアを作ってくれる「家来オーディション」。ランジャタイ、THE GREATEST HITS、ZAZY、インポッシブルというメンバーに、村上は「しょっぺえ! 『∞ドーム I』(※)のメンツ持ってくんな、テレビにー!」。

(※)渋谷にある『ヨシモト∞ドーム ステージ I』のこと。キャパは90席

ランジャタイは『進撃してくるオール巨人師匠を阪神師匠が避け続けるゲーム』略して『進撃の巨人』、THE GREATEST HITSは『スマートに年の離れた腹違いのブラザーをあやせ』略して『スマブラ』、ZAZYは『問題発言ひょっこりはん』略して『モンハン』、インポッシブルは『腸出ちゃってるけどまだまだ限界までいけるよ 村おこし綱引き』略して『ちょうまかいむら』と、いずれも意外なほど「野田ゲー」テイストあふれるクオリティの高いものばかり。

特に“ひょっこり”して発言するその発言が問題発言の場合、銃で早撃ちするという『モンハン』が「もっとやりたい」「おもしれえ!」と全員が絶賛する娯楽性の高いものだった。野田「このまま何も変えることなくゲームに入る!」。

明日観たい番組:「おもしろラウンドワンの人選手権」など

『有吉の壁』(日テレ)2時間SP。「おもしろラウンドワンの人選手権」「カベデミー賞」「コナン大喜利」。

『あちこちオードリー』(テレ東)は田中みな実&ぼる塾。

『まんが未知』(テレ朝)はかが屋・賀屋。

『キョコロヒー』(テレ朝)「TAKAHIRO先生によるダンス解説」、「恋愛レボリューション21」のスゴさとは?  FUJIWARA原西のダンスも解説。

蓮佛美沙子・主演『理想のオトコ』、栗山千明×小関裕太『ラブコメの掟』(共にテレ東)スタート。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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