『志村友達』で号泣する吉幾三の横で、「怒るから、泣くと」と天を指差す大悟(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


志村イズムあふれる回だった『テレビ千鳥』

『志村友達』

先週の『志村友達』のゲストは吉幾三。番組後半、志村がよく歌ったという吉幾三の「あんた」に乗せて、志村の写真や映像が流れるVTR。それを大悟は眉間にシワを寄せ、時にうつむきながら、険しい表情で見ている。明らかに涙をこらえているよう。VTR明け、言葉が出なくなってしまう3人。

ようやく口を開いたのは、号泣している吉。「君たちには涙って言葉はないのか? ガマンすなや」という吉に、大悟は「怒るから、泣くと」と天を指差す。おそらく志村の死に関して、大悟がテレビでここまで悲しみの感情を表に出したのは初めてではないか。最後までギリギリで涙を落とさなかった大悟の姿に泣けて泣けて仕方なかった。

志村の行きつけの店で飲もうと誘う吉幾三に、大悟は「でもほとんどの行きつけの店の残ったボトル、僕がもう飲み明かしてます」。

『テレビ千鳥』

「優香の子供に服を買うんじゃ!!」ということで、大悟が大好きな優香の子供のために勝手に服を買う企画。優香は「ゆうか」ではなく「ゆうかぁ」だと志村流の呼び方をしたり、ドリフがよくやった赤ちゃんの顔ハメをやったりと、志村イズムあふれる回だった。

『バナナサンド』

ケンコバ、日村、伊達の3人のうち、一番後輩に慕われているのは誰かを検証する「アニキ肌バトル」。彼らの直属の後輩が忠誠心を問われる過酷な競技で対決。ケンコバはネゴシックス、伊達は口笛なるお、そして日村は井戸田潤。ひとりだけ格の違う井戸田に、ケンコバ「軍団に入ってたらダメな立場でしょ!」。

その井戸田は過酷なゲームに「お笑いやってます!」と充実の表情。井戸田が語った「カメラマンさんが日村さんを『カメラを担ぎたくなる芸人だ』って言ったんですよ。何が起こるかわからないし、絶対に撮り逃したくないって」という日村評に納得。

最後のゲームは「耐久・アニキ背負い対決」。アニキと同じ重量の人形をどれだけ長く背負いつづけられるかというもの。なるおが32分、井戸田が1時間6分、そしてネゴシックスはなんと5時間12分! 結局、すべての対決で2位で一度も優勝できなかった井戸田が最下位に。

『私の家政夫ナギサさん』

最終回。大森南朋が差し出した手になぜか自分の持っていたものを置き、一度ピョンピョンと離れ、振り向いたあと、ニカッと笑い、飛びついて抱きつくシーンの多部未華子のかわいらしさたるや! このふたりだからこそのドラマだったなあと実感した。

『太田伯山』

ゲストにアンタッチャブル。誰もまともにしゃべらない感じがいかにもでおもしろかった。深夜ラジオ『シカゴマンゴ』をまたやってほしいという田中に、「やらせていただけるなら」と言葉とは裏腹に心なく答えるザキヤマ「毎週夜中か……って(笑)」。

「ボケ」を突き詰めると「ボケないのが一番のボケ」という境地に到達するというザキヤマの話は興味深かった。

今日観たい番組:『たりないふたり2020』の「夏」編など

『アメトーーク!』(テレ朝)は「進撃の巨人芸人」。

『たりないふたり2020~春夏秋冬~』(日テレ)、「夏」編。

『霜降りバラエティ』(テレ朝)は「オバカジノ」。

『夜の巷を徘徊する』(テレ朝)は「100文字以内で語れる怖い話」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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