水ダウ、有吉の壁、バナナサンド……濃密な水曜夜に星野源も(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


「やっぱりテレビはADが支えている」がわかる『水曜日のダウンタウン』

『有吉の壁』、約3カ月ぶりに外ロケ再開でオール新作の2時間スペシャル。やっぱりめちゃくちゃおもしろいし、幸せな気分になる。「流行語の壁」ではとにかく明るい安村が「現在の代弁者 宮本」に扮する。そのひと言ひと言に有吉から「不発ですね。不発がつづきます」という声。有吉「人気出てくると、ちゃんと下げるね。えらいねえ(笑)」。

ジャングルポケットの「ストレッチャーズ」とかハナコ秋山の「プリンちゃん」とか人気が出そう。

『家、ついて行ってイイですか?』。川崎駅前にいた55歳の男性、母親を「俺が殺したようなもの」と悔恨する姿に胸が締めつけられた。お風呂に入ってしばらく出てこず、気づいたときにはお湯の中に沈んでいたそう。救急車を呼ぶと心臓マッサージの指示。もう息をしていない母にやったこともない心臓マッサージをするツラさは想像を絶する。「アバラ折った感覚がまだ残ってるんだよね……」。

『水曜日のダウンタウン』は「番組ADが語る“しんどかった説”座談会」。過酷で壮絶な舞台裏。人探し企画では、まだ見つかっていないほかの企画を一緒に探す「ながらリスト」ができているとか、いつの間にかほかでは一切使えないノウハウが築かれていったりとか、演者の排尿・排便の管理をしなければならないとか、とても興味深かった。やっぱりテレビというものはADが支えているのだなと思い知らされる。

ABEMA『チャンスの時間』。以前、若林亜希が番組で突如披露した「乳首の歌」が大悟にとって青天の霹靂だったため、男性が知らない女性の本音を歌に乗せて伝える「女性の本音を歌で伝えるグランプリ」を開催。これに若林をはじめ、野呂佳代や紺野ぶるま、西野未姫が参戦。

以前、星野源がラジオでこの番組の「しまくり先生」を絶賛したことから、下ネタ満載の内容に「星野源さんが観てますから!」と牽制するノブだが(星野源が下ネタNGのわけがないのだけど)、大悟は彼女たちの歌に「これは稲妻が走りました!」「この企画はずっとできるな。大きな大会にしてもいい」と絶賛。終盤には「勉強になるなぁ」とふたりで声をそろえる場面も。惜しくも優勝を逃した紺野ぶるまは「『R-1』や『THE W』の比じゃないくらい悔しいです」。

『バナナサンド』、レギュラー初回はバナナマンと15年来の友人である星野源がゲスト。サンドウィッチマンとは初対面というのが意外。20代のころの星野源の写真を見て設楽「モッサいもんね」、日村「この人、売れないよね」と笑い合い、最近の写真で「ちゃんとスターの顔になってきてる」と日村。設楽が「俺らしか知り得ない、星野源って本当にすごいんだよ」という部分を紹介するためのVTRが秀逸だった。そのすごさは「興味を持ったら努力がハンパない」「自分の遊びに世の中を巻き込む」という点で、それぞれバナナマンとのエピソードを中心にまとめられていた。もちろん、11年つづいている誕生日ソングの話も。

『SUN』の「祈り届くなら」の部分は、誕生日ソングの「日村近寄るな」が元になったことについて、日村は「説明するときが……悲しい(笑)」。自分たちもニッポン放送で10分のラジオ番組を持っているから誕生日に歌を作ってほしいと言う伊達に、星野「誕生日ソング屋さんじゃないから(笑)」。

水曜日は『有吉の壁』が2時間SPだと、『家~』『水曜日のダウンタウン』『チャンスの時間』『バナナサンド』と休みなくつづいてめちゃくちゃ濃密。

今日観たい番組:若林、ノブ、バカリズムらの「小物MC芸人」など

『アメトーーク!』(テレ朝)は、オードリー若林&千鳥ノブ&麒麟・川島&バカリズム&バイきんぐ小峠による「小物MC芸人」。

『勇者ああああ』(テレ東)にはんにゃ、フルポン、しずるの“10年前のスター”がそろい踏み。

『霜降りバラエティ』(テレ朝)は新旧のR-1チャンピオンである霜降り明星・粗品とマヂカルラブリー・野田クリスタルの対談。

『夜の巷を徘徊する』(テレ朝)にサンドウィッチマン。



  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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