虐待と性被害による後遺症(C-PTSDとPTSD)の診断を受けた漫画家・三森みさ氏が、最新の心理療法“トラウマ療法”で回復するまでの実体験を漫画化・自費出版するためのプロジェクトがスタートした。
性被害から6年後…フラッシュバックに苦しめられる
厚生労働省依存症対策推進室の依存症啓発事業(公共事業)の一環として『だらしない夫じゃなくて依存症でした』(時事通信社)『母のお酒をやめさせたい』(KADOKAWA)といった漫画を手がけてきた三森みさ。
今回は、作者自身が20代前半に性被害(強制わいせつ)に数件遭遇し、6年後にフラッシュバックをはじめとするPTSDの病状が出てきたことから、トラウマ・心理療法を実施。自身の体験をもとに、臨床心理士の監修つきで漫画制作を目指している。
大事なのは「過去の問題をきちんと過去にすること」
被害のトラウマを抱えた作者は、「恐ろしい出来事に遭うんじゃないか」と思い込み、特定のものに怯えたり、不安になったり、謎の体調不良がつづいたりと、日常生活を普通に過ごすことが困難だった。
そんななか、実際にトラウマ・心理療法により「過去の問題をきちんと過去にすること」ができるように。そうすることで、心身の過剰な反応が収まり、ようやく「今」を生きられるようになった。
また、性被害の記憶の問題はもちろんのこと、長年抱えていた親子関係の問題解決にもつながったという。
当プロジェクトは、クラウドファンディング・プラットフォーム「MOTION GALLERY」で7月14日から8月31日まで実施。現在、180万円以上の応援が集まり、目標金額の380万円を目指している。
クラウドファンディング概要
・プロジェクト名:虐待と性被害。その後遺症を最新心理療法で治療した、実体験の漫画を描きたい!
・実施期間:7月14日~8月31日23時59分まで
・目標金額:380万円
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クラウドファンディング概要
・プロジェクト名:虐待と性被害。その後遺症を最新心理療法で治療した、実体験の漫画を描きたい!
・実施期間:7月14日~8月31日23時59分まで
・目標金額:380万円関連リンク