小籔千豊&ジュニア&フットボールアワーが『コヤソニ』で生演奏。エルフ荒川も「大先輩の皆様が逆に今、青春」と感動
小籔千豊主宰の“音楽と笑いの融合”をテーマにしたフェスティバル『KOYABU SONIC 2023』。9月16日(土)、17日(日)、18(月・祝)にインテックス大阪4号館、5号館で開催されるこのイベントの第三弾出演者発表&概要説明会見が7月24日(月)に行われた。
熱い気持ちでバンドを演奏!
2008年から開催している『KOYABU SONIC』、通称・コヤソニ。2019年以降、コロナで中断されていたが、このたび4年ぶりに開催される。
小籔が所属するバンド・ジェニーハイのほか、ゲスの極み乙女、クリープハイプ、サンボマスター、きゃりーぱみゅぱみゅ、yama、ちゃんみな、アイナ・ジ・エンド、新しい学校のリーダーズ、Awichなどのアーティストのほか、千鳥、かまいたち、見取り図ら、多くの芸人の参加も発表されている。
今回の会見MCは荒川(エルフ)が務めた。ギャル層への普及を期待されているほか、偶然にも、ロッキンジェリービーンが描いた同フェスのキービジュアルの絵と荒川が似ていたこともあって、コヤソニアンバサダーに就任した彼女。「コヤソニしか勝たん。ハッシュターグ!」と意気込んだ。
久しぶりの開催となる本フェスだが、小籔なりに手応えを感じているようで、「本当にみなさんのおかげで、チケットもいい感じに売れておりまして。『今年、赤字やったら、もう来年からはできない』という覚悟でやっておりましたが、なんとかいけそうな雰囲気になっております。楽しみです!」と語る。
会見には、YouTubeチャンネル『ざっくりYouTube』で結成された小籔参加のバンド・バレンシアガのメンバーである千原ジュニア(千原兄弟)、フットボールアワー(岩尾望、後藤輝基)も参加。彼らは18日のオープニングアクトを飾る。
今回の会見はこのチャンネルが拠点としているパンダスタジオで行われ、こちらの模様はYouTubeでも公開される予定。
エレキギターのジュニア、ベースの岩尾は、一度、ルミネtheよしもとで演奏披露しただけの、ほぼ素人。岩尾が「プロには、テクニックで勝てないと思いますが、(自分たちの)初期衝動みたいな……ボヤボヤしてたら食われちゃうんじゃないかなって……」と述べると、「何を言うてんねん。(新しい学校のリーダーズにかけて)古い学校の番長ズが」とジュニア。仕切り直した岩尾は「ただのおじさんのコピーバンドでしかないんですけど、それ以上のものを感じてもらえる演奏ができたら」と語った。
荒川はそんな彼らについて「私からしたら大先輩の皆様が、逆に今、青春(している)!」と感動していた。
吉本新喜劇からの刺客が会見場に“何度”も登場
ここで、第三弾アーティスト3組も発表。追加アーティストは「ちゅ、多様性。」「スマイルあげない」などヒット曲を連発するano、『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』に登場し、“6000年にひとりのアジア・スター”の異名を持つペリー・キー。
そして最後の3人目は、会見場に登場するとの発表が! その正体は、吉本新喜劇の川畑泰史。川畑は、新喜劇でもおなじみの登場ギャグ「カーッ!」を披露し、「若いときから切磋琢磨しながら共に成長してきた小籔くんのビッグイベントです。小籔くんがいなかったら、今の僕もないんじゃないかと思える存在です。思い切ってやらせていただきます。よろしくお願いします!」と意気込んだ。
そう言うと、用意された椅子には座らず、すぐに退席。「時間あるでしょ」と後藤がツッコむと、ジュニアも「椅子を置いて座れへんって。陣内(智則)の会見以来」とコメントし、笑いを誘った。
つづいて、追加出演芸人3組の発表。金属バット、そいつどいつの参加アナウンス後、最後の追加芸人は会見場に登場するとのこと。ここで登場したのは……2度目の川畑。同じ登場ギャグ&同じ挨拶をして退席、ジュニアも同様のコメントを残すと、後藤は「そこまでがセットなん?」とツッコミを入れた。
ブース出展では、小籔がライフワークにしているゲーム『フォートナイト』エリアが。ぼぶくん、ワイルドホーク、しょうじ、Pols、むーこにっく、Zagou、bykn、キャプテンしょーた、LiaqNなどなど、『フォートナイト』ユーザーであれば、誰もが驚くメンバーが出演する予定。
ここで、フォートナイトエリアに全日参加する芸人が会見場に登場。川畑がまたも会見場に現れ、登場ギャグを披露。同じコメントを残して退席した。3回連続の川畑登場はもちろん、ジュニアのコメントが「会見、椅子、陣内やで」と簡略化されたことで、笑いが増幅された。
フット後藤が衝撃告白で会場が騒然!
今回、バレンシアガが演奏するのは、BLANKEY JET CITYの「PUNKY BAD HIP」。本番まで残り2カ月を切った彼らの現在の状況について質問が投げかけられた。小籔はドラム経験者ながら、ジェニーハイのツアーも抱えているため、なかなか練習できず「パンパンですね」とポツリ。「(ここからは)『PUNKY BAD HIP』に集中したいと思います」と意気込んだ。
週に1回、ギターの先生に教えてもらいながら練習していると述べたのはジュニア。「めちゃくちゃ難しいですけど、もうやるしかないな、と思ってやっております」とコメントした。
一方、YouTubeでたびたび心が折れた発言をしていた岩尾は「あまりにも目標が高過ぎて、そのレベルにまで達していないので、なるべくがんばりますけど、当日は、サポートベーシストが横に……(いてほしい)」と願望を吐露。
また、「8月2日に(岩尾のソロイベント)『一人フット』(よしもと有楽町シアター)があって……それはコヤソニの前哨戦。コヤソニの3デイズと合わせて4デイズのつもりでがんばります」と意気込むも、後藤から「告知すなよ!」と注意された。
そんな後藤はヴォーカルを担当。「家で曲をかけて歌ったりするんですよ。家族がおるもんで……(妻に)怒られたりしながら(練習している)」と回顧。つづけて「最近、赤ちゃんが生まれまして、それで『起きたから』って怒られましたね」と、岩尾にも、ざっくりメンバーにも、そして世間にも公表していなかった双子誕生をサラッと明かし、会見場&出演者を騒然とさせた。
あまりの大きな告白に、ジュニアは「ちょっと待って……。コヤソニが薄なるって!」とツッコミ。『KOYABU SONIC 2023』は一般チケットが発売中だ。