トリプルファイヤー吉田、『散歩の達人』の連載が書籍化。ライムスター宇多丸「“吉田文学”の真骨頂」
QJWebで「クイック・ジャーナル」を不定期連載中のトリプルファイヤー吉田靖直による新著『ここに来るまで忘れてた。』が、2021年10月28日(木)に発売される。
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ひとつの街をテーマに思い出を綴る
本作は、吉田が『散歩の達人』で連載中の「ここに来るまで忘れてた。」2018年7月号から2021年9月号までの掲載分に大幅加筆修正を施し、新たなエピソードも書き下ろして加えたもの。 毎回ひとつの街をテーマに、吉田が自身の思い出を綴る。
友を失い、恋が残った(渋谷)、スターロードに行きつけが欲しかった(阿佐ヶ谷)、夜行バスが爆発しそうだった(名古屋)、合コンのハシゴで背筋が凍った(五反田)など全37話を収録。
本作についてライムスターの宇多丸は「ヒヤヒヤするほどの身もフタもなさが、いつしか詩情の域に突き抜ける、「吉田文学」の真骨頂! こんな風に世界を見ている人物と直接お会いするときは、だからいつもちょっとだけ、緊張する」と、コメントを寄せた。
さらに『散歩の達人』2021年11月号では、単行本発刊記念として作家・爪切男と吉田による特別対談が掲載される。
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