『ゴルゴ13』200巻到達で『こち亀』のギネス記録に並ぶ 連載は継続中
さいとう・たかをの長寿漫画『ゴルゴ13』が200巻に到達。秋本治の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が持つ「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のギネス記録に並んだ。
1968年の連載開始以来、休載なし
『ゴルゴ13』は1968年に『ビッグコミック』で連載がスタート。国籍・年齢・本名すべてが不明の超A級スナイパー「ゴルゴ13」ことデューク東郷が主人公の物語だ。さまざまな依頼者からの依頼を受け、それを完遂するゴルゴ13の姿を描く同作は、連載開始以来一度も休載せず、現在も『ビッグコミック』にて連載中。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は200巻にて連載が終了しているが、『ゴルゴ13』の連載はつづいており、今年7月に201巻が発売される予定だ。
記念すべき200巻のタイトルは「亡者と死臭の大地」。
〈反政府ゲリラに悩むアフリカの独裁国家に農業利権を狙う中国が接近する。
ゲリラ殲滅のために中国がとった戦法は、ジャングルに毒バエを大量投下するというものだった。
その巻き添えを食ったゴルゴはゲリラの女とともに治療薬を探すのだが……〉
表題作『亡者と死臭の大地』のほか、『奇跡を呼んだ少年』『欧州再生 EU自動車戦争』の3編が収録されている。
200巻発売を祝うデジタルプロモーションも行われている。“ゴルゴ・アイ”に変身できるインスタグラムARフィルターを開発。スマートフォンからアクセスすると、インスタグラムARカメラが起動し、顔にかざすと“ゴルゴの顔”に変化するというもので、シャッターボタンを押すと写真が撮れ、「#ゴルゴ祝砲」でツイッターに投稿すると、抽選でプレゼントがもらえる。さいとうは現在84歳。200巻発売という節目を迎え、ますます精力的に執筆する同氏をお祝いするものだ。
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