大ヒットWEB4コマ『妻の飯がマズくて離婚したい』が教えてくれたこと。アニメの食事表現史を考える(藤津亮太)

2021.10.2
藤津亮太サムネ

文=藤津亮太 編集=アライユキコ 


「メシマズ」漫画としてSNSを席巻したWEB4コマ『妻の飯がマズくて離婚したい』を読んで、アニメの食事表現に思い至る。「食事の楽しさ」ってどういうことだろう。『あたしンち』では? 宮崎駿では? アニメ評論家・藤津亮太が自らの料理体験も踏まえて考察。


「食事の楽しさ」に対する「網の目の細かさ」

さまざまな物事を受け取る「感性」は、網みたいなもので、網の目の細かい人は小さなあれこれもみなキャッチするし、網の目が粗い人は物事を大掴みで把握することになる。どちらが優れている劣っているという話ではなく、どちらにも一長一短がある。

とはいえ夫婦の関係を考えてみると、毎日のことだけに「食事の楽しさ」に関する網の目の細かさは、ある程度似通っていたほうが、幸せになりやすいんじゃないだろうか。話題になっていたWEB4コマ漫画『妻の飯がマズくて離婚したい』(『ママスタセレクト』で連載、9/28掲載の第30話で完結)を読んで、そんなことを考えた。

どうせお腹に入れば同じって


この記事の画像(全4枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

藤津亮太

Written by

藤津亮太

(ふじつ・りょうた)アニメ評論家。新聞記者、週刊誌編集を経て、2000年よりアニメ関係の執筆を始める。『アニメの門V』(『アニメ!アニメ!』)、『主人公の条件』(『アニメハック』)、『アニメとゲームの≒』(『Gamer』)といった連載のほか雑誌、Blu-rayブックレット、パンフレットなども多数手が..

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太