|
|
アメリカザリガニの進出
アメリカザリガニはアバター化で大成功している芸人だ。松竹芸能の公式ページには実写のふたりと、VTuberとしてのふたり、両方が登録されている。
特に平井善之は「アメザリひらい」として、尋常じゃない数のVTuberのコラボに出演している。忍者VTuberの朝ノ瑠璃とは、ニコニコ生放送での番組やラジオ配信を行っていたこともある。ボケもツッコミもできる役回りとして引っ張りだこだ。
現在では今までのモデルから一新され、ダンディな初老の男性としてのアバターを使用している。初見だと声以外で平井善之だとわかる人はいないだろう。
VR漫才のような凝った配信を行ったり、そうかと思えばアバターを使ってただ雑談をしたりと、かなり自由に使いこなしている。
アメリカザリガニがアバター化したのは、VRの世界に自身が飛び込んで活動する、という目的がはっきりしていたからだ。もともとニコニコ生放送やYouTubeでオタクカルチャー配信への出演は多かったふたり。2018年にバーチャル漫才を披露し、2019年にはVTuberが集まる『NHKバーチャルのど自慢』に出演している。新たにVTuber文化にアプローチするため、それに沿う衣装をまとった、という感覚だろう。
アバターを時と場合に応じてフットワーク軽く便利に活用していること、新しいバーチャル文化へのリスペクトを持って他のVTuberに接していることで、多くのVTuberファンの支持を得て成功しているアバター化の例だ。
|
|
関連記事
-
-
シティポップだけではこぼれ落ちる80年代前夜のリアルを、スージー鈴木が小説『弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる』で語り直した理由
スージー鈴木『弱い者らが夕暮れて、さらに弱い者たたきよる』(ブックマン社):PR -
13回面接に落ちた先で出会った運命の相方。かが屋の今につながるバイトでの経験
求人ボックス:PR -
“映画館の上映作が選べるかも⁉下北沢のシネマ『K2』会員コミュニティ「PARTY」で“映画ファンの夢”を叶えよう
株式会社MotionGallery:PR -