『ミセス・アメリカ』『ワンダヴィジョン』…コロナ禍でも日本上陸!2021年の海外ドラマ注目作
コロナ禍で全世界的に“ステイホーム”を余儀なくされる人々が増え、家での余暇時間の一翼を担ったのがNetflix、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスだ。
2020年は新型コロナウイルスの流行以前に撮影された作品が仕上げられ、配信されていたが、2021年はどうなるのか。海外ドラマ視聴歴40年超えの評論家・池田敏氏が綴る、2021年の注目作と海外ドラマ最新事情。
2021年、まだしばらくは新作も大丈夫
昨年、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたエンタメ業界。しかし、Netflix、Amazon Prime Video、ディズニープラス、Huluなど動画配信方面では、海外ドラマや映画の新作がたくさん見られた。
以前ほど余裕がないわけではないが、日本の映画・ドラマ(あとかつての韓国のドラマ)など、公開や放送までギリギリのスケジュールで作っていたが、編集、VFX、音響などのポストプロダクション(仕上げ)に時間をかけるのが欧米。2019年秋〜昨年初頭に撮影されたものが昨年、リモートワークで仕上げられ、配信された。ちなみに日本のNetflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』も2019年の秋~年末にロケをした。
とはいえ米国でもテレビドラマはまだ時間的にギリギリなようで、30以上のドラマの制作が即中断に。人気のゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』はシーズン10最終話の撮影が3月に止まり、全米放送は10月に延期。『ブラックリスト』シーズン7最終話は、なんとアニメの映像まで使って完成にこぎつけた。
では、2021年はどうか。まだしばらくは大丈夫、といったところだ。昨年、全米で放送されたり配信されたりした話題作の上陸がつづく。たとえば『ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~』(2月6日からWOWOWプライムで放送)は、ケイト・ブランシェット、エリザベス・バンクス、ジェームズ・マースデンら、映画に匹敵する豪華キャストが共演。
フェミニズムの潮流が世界に広がっていった1970年代の米国、合衆国憲法に男女平等を書き込む修正条項“ERA(男女平等憲法修正条項)”を盛り込むかどうかという対立を再現し、“#MeToo運動”の時代ならではの野心作となっている。
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