tofubeatsからの宛先を失ったメッセージ――楽しかった“クラブ”での日々の備忘録

2020.5.18
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文=tofubeats 編集=森田真規


中学生のころから音楽制作をスタートさせ、29歳にして10年以上のキャリアを誇り、最近では山本彩の初のアナログ盤に収録される曲のリミックスを担当したことも話題になった音楽プロデューサー・DJのtofubeats。

2020年3月27日に配信されたデジタルミニアルバム『TBEP』収録の「クラブ」という新曲のミュージックビデオを、地方のライブ遠征のドキュメントとして制作しようと考えていたが――。その顛末と、“クラブ”について今思うことをtofubeatsが綴ります。


無観客で行った新曲「クラブ」のMV撮影

緊急事態宣言からもう1カ月ほど。在宅ルーチンで出かけない生活に体が慣れ始めており、これじゃいかん……と部屋でのエクササイズ動画を開いて全力で30分トレーニングしたら軽めの肉離れになった気がします。tofubeatsです。前回に引き続き「クラブ」MV制作記のことを。

tofubeats「クラブ」

地方のライブについて来てもらい、準備~移動からライブまで撮影する、というプランでビデオの制作が進行していたものの、コロナの影響でイベントは続々中止に。決まっていたイベントがすべて中止になった後に急遽持たれた打ち合わせで監督がプレゼンしてくださったプランはこのとおり。

  • 原則最初に決定したプランと同じ工程でMVを撮影する
  • イベント自体は延期になったので会場をそのままお借りして無観客でライブを撮影する
  • 客席にはイベントが延期になった旨がわかる仕掛け(写真の看板を設置)をする
  • 加えて過去のライブ映像を使う

この時点で撮影予定の1週間前。直前のオファーにもかかわらず無事本来ライブするはずだった味園ユニバースの会場やスタッフの方々もブッキングすることができ、行程としては変更なくそのままの撮影に。kiki vivi lilyさんも地方遠征の予定があったにもかかわらず調整してくださり、大阪入りしていただけることになりました。

撮影当日、早朝に弊社ハイハットに集まった撮影クルーたち。けっこうここでの準備を大幅に取ってくださっていたのですが、度重なる地方遠征のためライブセットはだいぶシンプルに仕上がっており、ケースなどもそろっているので準備とチェックはわずか数十分で終了。数時間巻いて品川駅へ。普段はタクシーですが、今回は自車も登場して品川駅までの行程を撮影。車を登場させたのは過去の出演ビデオで「トーフビーツ参加作で車が出てくる曲はいい」みたいな皆さまのコメントを真に受けての演出でした(笑)。

昔「LONELY NIGHTS」という曲のビデオを撮影したときに生まれて初めて左ハンドルの車を運転してめちゃくちゃ緊張したので、今回は慣れ親しんだ車での姿を観ていただけたと思います。ちなみに当時、左ハンドルの車を練習しとこ……と思い西宮のレンタカー屋に行ったらBMWの高級スポーツカーしかその店に置いていないとのことで、MVではSUVに乗るにもかかわらず車高の低い車を半泣きになりながら阪神高速で運転した覚えがあります。しかもひとりで。

人々はこのままクラブのことなんて忘れてしまうのかもしれない

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(とーふびーつ)1990年、神戸市生まれ。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生の時に国内最大のテクノイベント『WIRE』に史上最年少で出演する。その後、『水星 feat.オノマトペ大臣』がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得。メジャーデビュー以降は、森高千里、の子(神聖かまっ..

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