2023年10月27日(金)より発売となる『クイック・ジャパン』vol.168では、11月17日(金)に封切られる映画『OUT』を15ページにわたって特集。
同作に出演したグローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」の與那城奨・大平祥生・金城碧海のソロインタビューや、3人の鼎談、品川ヒロシ監督が語る「JO1、俳優としてのポテンシャル」などが掲載される。
ここでは、その中から大平祥生のソロインタビューの一部抜粋をQJWeb限定公開となる写真とともにお届けする。
美容も楽器も、ただ好きで始めた
──大平さんが本格的に演技に挑戦するのは、『ショート・プログラム』(JO1全メンバーが主演したオムニバス形式のドラマ)に続いて『OUT』が2作目ですよね。演技への意欲や関心は、もともとどのくらいお持ちだったんでしょうか。
大平 すごく興味がありました。お芝居は自分じゃない人になれる、自分が経験できない世界に行けるから好きなんです。演技が上手になることで、JO1としての自分の見せ方や視野も広がると思いますし。今後も機会があればどんどん挑戦していきたいと思っています。
──大平さんは普段の穏やかな姿とステージで見せる迫力のギャップも魅力的ですが、それは演技に通ずるところもきっとありますよね。舞台上ではどのくらい自然体の状態なんでしょうか?
大平 うーん。自分ではあんまりわからないんですけど、曲が流れたらそこに没入する感じ……かな。本番ではあまり何も考えてないかもしれないです。でもステージに立つまでは、頭でしっかり考えて、ロジカルに組み立ててから臨む。ちょうどこの間、ボイトレの先生にも「意外とロジカルなタイプだよね」って言われました。
──『OUT』で見せた荒っぽいヤンキー口調は、ライブでの煽りに近いのかも……と思いました。
大平 ああ、たしかにライブでは煽ったりもするので、それは目黒(修也)を演じるのに役立ったかもしれない(笑)。ライブでの煽りは最初は僕と木全(翔也)しか言ってなかったんですけど、だんだんメンバーみんながやるようになってきて、最近はちょっとごちゃついてしまってるんですよ。「声が混ざってるから整理しよう」って話し合ったりしています(笑)。
──(笑)。大平さんは声優の経験もお持ちで、JO1の美容担当であり、最近は楽器演奏にも意欲的で、引き出しがすごく多いイメージです。それは武器を増やそうとして、いろいろなことに挑戦しているんですか?
大平 意識したことはまったくなくて。勝手に好きなものが増えて、自然とそうなってるんですよね。美容も楽器も、ただ好きで始めました。
──語学も堪能ですよね。中国語を勉強されていましたし、大平さんが韓国語を話すたびに上手だと話題になっています。
大平 今は韓国語のほうがおそらく得意ですね。テキストを買ったことはなくて、学習アプリとかで基礎を頭に入れて、あとは韓国に行ったときに現地で実際に使って覚えるスタイルです。たぶん僕の家系は、耳がすごくいいんですね。姉も語学関係の仕事をしていて数カ国語ペラペラだし、僕も外国語のフレーズが耳から離れなくなって「この言葉なんだったっけ?」って調べて覚えるということがよくある。絶対音感は持っていないんですけど、音程のズレにも敏感で、すぐ気づくんですよ。ピアノを弾いていて、「なんかこの音おかしいな」と思ったり。
──なるほど。ピアノはどのような経緯で弾くようになったんですか?
大平 もともとピアノが家にあったんですけど、全然使ってなくて。それがもったいなく思えてきて、休みの日に弾いてみたらハマっちゃったんです。独学で毎日のように弾いています。子供のころに一瞬習っていたこともあったんですけど、全然記憶がなくて。やっぱり自分で習得しないと続かないよな、と思っています。
──語学も楽器も誰かに師事するのではなく、自分の手で学んで、血肉にしていくタイプなんですね。
大平 そのほうが身につくのも早いと思いますね。ピアノは弾き語りの練習をしていて、いつかライブでも披露したいです。
──オリジナルの曲も作っているんですか?
大平 はい。JO1の曲はK-POP要素が強いものが多いですが、自分で作る曲はJ-POPがメインです。藤井風さんが大好きで。ピアノひとつでツアーできる感じもすごくかっこよくて、ああなりたいなって思いますね。目標は、いつかジャズバーで、自分で作った曲をピアノで弾き語りすることです。
──大平さんといえばダンスが得意な印象があるので、とても意外なお話でした。歌詞は何語で書いているんですか?
大平 日本語です。作詞も難しいんですよね。ありきたりな内容じゃおもしろくないし。完成しそうな曲もあるんですけど、世に出すのはもう少し先になりそうです。
10月27日発売の『クイック・ジャパン』vol.168では、大平祥生インタビューの完全版のほか、與那城奨・金城碧海のソロインタビューや3人の鼎談などを合計1万字以上で掲載! 誌面限定の撮り下ろし写真もあるので、ぜひ手に取ってチェックしてほしい。
『クイック・ジャパン』vol.168 収録内容
【総力特集】INI 時代が求める11人の個性と寛容
▼SPECIAL PHOTO
▼ソロインタビュー:11人に聞く「個性」
松田 迅:自分を好きであること、それが自信の理由
池﨑理人:難しい問題が起きても、僕が責任を持ってカバーしたい
佐野雄大:俯瞰して、相対評価して、それが負けず嫌いにつながった
藤牧京介:「とりあえず楽しもう」それで僕も、みんなも変わった
尾崎匠海:昔は恥ずかしがり屋で、歌えなくて。でも今は、歌い続けることが夢
後藤威尊:昔の自分に言葉をかけるなら「そんな自分を受け入れて」
髙塚大夢:生活の中心は全部、心から楽しいと思えるものに
田島将吾:意外と、人を笑わせたい。そういう思考が生まれてきた
許 豊凡:自分の声と向き合い、新しい道を切り拓く
木村柾哉:ずっと小学生のままなんです「置いていかないで!」って
西 洸人:年下に囲まれる環境は初めて。僕自身の価値観も変わった
▼『INIフォルダ』Selection 11人の個性が光る傑作回を厳選
▼INI BRIGHTER HISTORY 2年半の美しき足跡
▼KEN THE 390 インタビュー
▼メンバーが考案!スペシャルクイズ
▼直筆メッセージ&フォト 11通りの「INIのオリジナリティ」
インタビュー
▼REIKO “必要”とされるアーティストに
▼BALLISTIK BOYZ タイで帯びた熱を
▼與那城奨、大平祥生、金城碧海(JO1/映画『OUT』):表現者としての現在地
レギュラー企画
▼写真:明日の熱源へ #1 是永日和「上京」
▼写真:#QJカメラ部 セントチヒロ・チッチ「なんでもない」
▼小説:大前粟生「ピン芸人、高崎犬彦」
▼小説:乗代雄介「全治三ヶ月の短編小説」
▼私小説:河谷 忍「おわらい稼業」
▼エッセイ:てへりんこ「生まれ直した日のこと」
※内容やデザインは予告なく変更する場合がありますのでご了承ください
-
映画『OUT』(PG12)
2023年11月17日(金)全国劇場公開
監督・脚本:品川ヒロシ
主題歌:JO1「HIDEOUT」(LAPONE Entertainment)
原作:井口達也/みずたまこと『OUT』(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)
出演:倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司ほか
配給:KADOKAWA
(c)2023『OUT』 製作委員会関連リンク
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR