JO1の成長が見て取れるライブパフォーマンス
オープニングを経て、最新曲の「Shine A Light」からライブはスタート。次々とセンターが変わっても遜色ないパフォーマンスは、JO1とチームの個人がいかに強いかということを感じさせる。川尻蓮が冷たい視線を投げかけ、間髪開けずに「MONSTAR」へ。鶴房汐恩と木全翔也もラッパーとしての風格が増し、曲をグッと引き締めていた。
最初のMCでは、メンバーの自己紹介と「JO1の三大ニュース」「JO1の俺的超プライベートニュース」のコーナーが展開される。河野純喜が「JAM、観てるか!」と画面越しにファンを焚きつけたかと思えば、與那城奨は「この11人で、みなさんを幸せにするんで、よろしくお願いいたします」と紳士にエスコート。出だしから、それぞれの個性が強く反映される。
プライベートニュースを尋ねられた際には、豆原一成・川西拓実・白岩瑠姫の3人が「ひとり暮らし」と答えた。白岩に至っては「お城から宿舎になったということで、ひとり暮らしを始めたのがニュースだったかなって」と自身のキャラクターの紐づけたエピソードを展開。
再びライブセクションへ。木全の「プデュ時代、伝説の曲だったんですけど……。ノリノリなあいつが来るわけですよ」という紹介を受け、導かれたのは「KungChiKiTa(JO1 ver.)」だ。深さのある金城碧海の声、高音パートを華麗に歌いこなす河野・與那城と、それぞれの強みを遺憾なく発揮。人数を巧みに操りながら移り変わっていくフォーメーションはチームワーク抜群で、人の出入りもとても自然だ。「ステージでどう魅せるか」を考えると共に、画面の中での魅せ方とも向き合ってきたのだろう。クラウンダンスが印象的な「GrandMaster(JO1 ver.)」を色気ムンムンで演り切ると、「理想のクリスマスデート」について語る映像へと流れていった。
クリスマス感あふれる白を基調とした衣装は、攻めの印象が強いJO1からすると新鮮で彼らのアイドルたる側面を強く感じさせる。豆原が「小さいころは大きい靴下を枕元に置いて寝ていた」とキュンエピソードを披露すると、木全は「クリスマスプレゼントを親からもらうじゃないですか」とマイペースっぷりを発揮。和気あいあいと、11人11様のクリスマスの様子を披露した。
そのままの流れを引き継ぎ、キラキラ感満載の「Happy Merry Christmas(JO1 ver.)」へとなだれ込んだ。『PRODUCE 101 JAPAN』時代を引き継いだパート分けは白岩を中心に構成されており、彼の王子様っぷりが遺憾なく発揮されている。また、アップを駆使したカメラワークも多く見どころが満載だった。豆原が白岩と肩を組んだかと思えば、佐藤景瑚の差し出した手にアゴを乗せる金城。盛りだくさん化学反応が、曲をさらに盛り上げた。
ポップな空気は「やんちゃ BOY やんちゃ GIRL(JO1 ver.)」へと引き継がれる。眩しい笑顔を輝かせているメンバーを見ていると、「どれだけ引き出しを持っているんだ」と思わず唸ってしまった。中でも、大平がこの曲を披露しているのはいっそう胸に迫るものがある。なぜなら「自信を成長させた曲」と語るナンバーだからだ。それをファンの前でパフォーマンスする思いもひとしおだったことだろう。全員で華麗にジャンプを決め、『PRODUCE 101 JAPAN』を観ていた人にはたまらないエッセンスで味づけして、キュートな楽曲を華やかに魅せつけた。
ここで再び、バラエティタイムへと突入! クリスマスプレゼントをかけて5人ずつのチームで争う「JO1 クリスマスミッション」が巻き起こる。「爆音キーワード」や「風船割り真顔対決」、「フラフープ送りゲーム」と、わちゃわちゃ戯れる無邪気な姿でJAMを魅了。真顔vs虚無顔で戦う金城と木全、敵チームにちょっかいを出しにいく佐藤、ツッコミどころが多過ぎて収拾することを諦める與那城と、それぞれのキャラクターが全面に開花した時間となった。
ステージへ戻るとスクリーンに映し出された流れ星に願い事をする「星に願いを」のコーナーへと転じた。豆原が「高校を無事、卒業できますように」と願かけすると、お兄さんっぽく「卒業できる?」と尋ねる川尻。その場にいた木全、鶴房、金城も勉強は得意じゃないようで、テストの点数の話になると困った表情を浮かべていた。衣装チェンジを終えた後半組とバトンタッチすると、白岩が「朝、お布団から出られますように」と素朴な願い事を唱える。それを見た川西は「かわいいとこ出ちゃった」と、くすぐったそうに笑いかけていた。
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