キスマイ宮田俊哉、『劇場版BEM』で声優初挑戦!アフレコの現場で活きたジャニーさんの教え
Kis-My-Ft2のメンバーとして、歌手や俳優、バラエティでも活躍している宮田俊哉が、1968年にスタートした名作アニメ『妖怪人間ベム』のリブート版『劇場版BEM〜BECOME HUMAN〜』でアニメの声優に初挑戦する。
アニメファンを公言してきた彼と『妖怪人間ベム』の出会いから、出演が決まったときの周囲の反応、収録現場の模様まで、声優デビューの裏側を聞いた。
出演決定に、アニメ友達のSnow Man佐久間と天津・向から祝いの連絡
初放送から50年以上にわたってカルトな人気を誇ってきた『妖怪人間ベム』。これまで何度も映像化されてきた名作への出演が決まったとき、テンションが上がったという。
「出会いは子供のころに観た再放送で、おそらくオリジナル版だと思います。新シリーズとして復活した『妖怪人間ベム -HUMANOID MONSTER BEM-』は、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』と同じ2006年なので、もう高校生でがっつりアニメを観ていましたから。というか、アニメ作品で年代を覚えてるって、ちょっとやばいですかね(笑)。
亀梨(和也)君が主演していた実写版も観ていましたが、初めてすごさを実感したのは“大人俊哉”として観た『BEM』(2019年)なんです。人の心の弱さとかドラマ部分もすごく深くて、観ていて思わずグッときました。だからその劇場版のお話をいただいたときは、すごいテンション上がりましたね。
出演が決まった話をメンバーにしたら、みんな『おめでとう!』と祝ってくれました。メディアで発表されたのも7人が一緒のときで、二階堂(高嗣)が『俺ブログで書くわ』と言ってくれたり、ほんといい仲間たちなんですよ。アニメ友達では、ご飯によく行く後輩でSnow Manの佐久間(大介)が『おめでとうございます』と連絡くれたし、『ラブライブ!』仲間のお笑い芸人、天津・向(清太朗)さんからも連絡が来て、一緒に映画館に『劇場版BEM』を観に行く約束をしています(笑)」
本作で宮田が演じるのは明るく楽しい劇場版オリジナルキャラクターのバージェス。ポジティブな一方、謎めいた一面を見せる役を演じるにあたり、自ら志願し声優スクールで基礎を学んだという。
「僕が演じたバージェスは、ベムの親友でポジティブで楽しい男。役作りにあたっては、特に参考にした作品や声優さんはなかったです。これまでいろんなアニメを観てきたし、好きな声優さんもたくさんいます。でも今回は、台本を読んで自分が感じたことを素直に表現したいと思ったんです。
ただし僕は声優の仕事について、たとえばマイクとの距離感からページのめくり方、そもそも台本をどう持てば読みやすいのかも知りませんでした。そこでお仕事をする前に、声優スクールに通わせてもらったんです。収録ブースでどの位置に立つのかなど、本当に初歩の初歩から始まって、ダメージをくらったときの声の出し方などのテクニック、舞台やドラマのお芝居にはない強弱のつけ方も勉強になりました。
バージェスは1時間半の映画の中で、陽気なキャラから何か秘密がありそうな男にどんどん変化していきます。そんなキャラの移り変わりを感じてもらえたらうれしいですね」
そんな宮田が共演するのはレジェンド級のベテランをはじめ、声優界を代表するトップアクターたち。憧れのメンバーの演技を目の当たりにして、しびれまくったという。
「そもそも出演される声優さんたちは、みんな百戦錬磨のメダリストばかり。共演の方々全員のお名前を知ったのは、アフレコをする少し前だったんです。それで、山寺(宏一)さんいる!とか、(水樹)奈々様だ、すげー!とか、なんで俺がここにいるの?みたいな感じでした(笑)。サッカーファンが、日本代表として明日からワールドカップに出てくれって言われたような感覚でした(笑)。
僕の収録は別日だったんですが、アフレコ初日に録るガヤ(その他大勢の声)に参加させてもらうことになり、皆さんそろって収録するのを見学させていただいたんです。ソニア役の内田真礼さん、水樹奈々さんに高木渉さん、なんといっても初代ベムの小林清志さんまでいらっしゃる! 目の前で小林さんが『それは、いつ生まれたのか、誰も知らない……』と冒頭のナレーションを語る姿は、マジしびれましたね。スタジオは憧れの方々ばかりで、思わず笑いが出てしまうほど最高の体験でした」
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