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ABOUTQJWebとは?
(とよざき・ゆみ) ライター、書評家。『週刊新潮』『中日(東京)新聞』『DIME』などで書評を多数掲載。主な著書に『勝てる読書』(河出書房新社)、『ニッポンの書評』(光文社新書)、『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌社)、『文学賞メッタ斬り!』シリーズ&『村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!』(大森望との共著、河出書房新社)、『石原慎太郎を読んでみた 入門版』(栗原裕一郎との共著、中公文庫)、『まるでダメ男じゃん!「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)などがある。
豊崎由美の関連記事一覧
先月4日、吉村府知事によるイソジン会見。あれを鼻で笑って終わらせるのは簡単だけど、わかりやすい言葉の危うさに気づくにはよい機会だったのではないか。印象的だった「ポビドンヨード」すら忘れ去られていくなかで、書評家・豊崎由美は、武田砂鉄の近刊『わかりやすさの罪』を読んでほしいと訴える。 「うそみたいな本..
新芥川賞作家、遠野遥の『破局』が素晴らしい、「自我に対する不信感をこのような語り方でほのめかす小説に、初めて出合った」と、書評家・豊崎由美が興奮している。その優れた語りの資質は、「芥川賞受賞者記者会見」の発言に表れていた。 「全然、自分ではそんな変なキャラクターにしようとか思ってなくて、逆に、もう人..
「キモい」(徳島県・10代の女子生徒) 10代女子の言葉に逆上、35歳男性が傷害容疑で逮捕された徳島の事件。2派に分かれたSNSの論争を通して、書評家・豊崎由美は気づいてしまった。わたしの中には「小さなおじさん」がいる! 呆然としながら読んだ『持続可能な魂の利用』(松田青子)にさらに打ちのめされる。..
「でもキスしたい」(幻冬舎・箕輪厚介『文春オンライン』掲載LINEより) 女性蔑視のセクハラ志向の歴史をさかのぼると、紀元前1世紀、帝政ローマ時代の恋愛指南書に辿り着いた。なんも変わっちゃいないのか! 箕輪厚介の過ちを繰り返してはいけない。書評家・豊崎由美が今を生きる人たちに訴える。 「したーい」だ..
「この10万円は生活保障。給料、ボーナスがびた一文減らないことが確実な人には給付する必要はありません。生活保護受給権者も。」(2020年4月21日橋下徹ツイッターより) 見えるものしか見ないタイプの人間のおごり。書評家・豊崎由美は憤っている。自宅に引きこもってしまおうとも決して独りにはなれないのだ、..
「水商売のホステスさんが仕事休んだからといって、普段のホステスさんがもらっている給料を、我々の税金で、俺はごめん、払いたくはないわ」松本人志『ワイドナショー』(フジテレビ)4月5日 書評家の豊崎由美は戦慄した。松本人志のこの発言を生んだ背景は、あの名作にそっくりじゃないか、今の状況にそっくりじゃない..
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