Pinky Promiseのポーズに込められたJO1からのメッセージ
「RadioVision」「Trigger」「Super」と3曲とも120%の気合いが伝わってくる素晴らしいパフォーマンスを観ることができたなかで、私が個人的に一番心を打たれたのはダンスブレイクが「Pinky Promise」のポーズで終わった瞬間だった。
「RadioVision」が終わってから間隔を開けず、初めて聴く楽曲(後日、3RD ALBUM『EQUINOX』のタイトル曲「Venus」のインストが使われていたことが判明)に合わせて始まったJO1らしい儚さときれいさの要素が詰まったダンスブレイク。時間にすると30秒ちょっとではあったが、11人全員が左手の小指を立てて上に掲げた瞬間、私には「この1年待っていてくれてありがとう」というJO1からのメッセージのように感じられた。
いつか必ずきっと会える、そんな祈りを込めて指切りを交わした昨年の8月。JO1はその約束を忘れず、今年は11人全員でLAの舞台を踏み、最高のパフォーマンスを披露してくれた。それだけでじゅうぶんすぎるくらいだったけれど、振り付けの中に、会場にいた、もしくは配信を観ていたJAMとJO1だけがわかる特別で意味のあるPinky Promiseのポーズが含まれていたこと。少し口下手で、でもいつもまっすぐJAMへの気持ちを伝えてくれる彼らなりの「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」と受け取っても許されるんじゃないかと思った。
今年も開催されたファンクラブイベントでの寄せ書きのテーマは「Pinky Promise Complete!!(指切り完了!)」。寄せ書きには、「アメリカに来てくれてありがとう」「やっと会えてうれしい」「また近いうちにアメリカで会えますように」といった熱いメッセージが書かれていた。
「Go to the TOP」まだ見ぬ景色がそこには広がっている
昨年悲しくて泣いたことも、今年はうれしくて思わず涙がこぼれたことも、「RadioVision」の歌詞にもあるとおり、振り返れば大切な“思い出”のひとつになるのだと実感できた『KCON LA 2023』。思い出とは、JO1とJAMで同じ時間や記憶を共有できた印でもある。アメリカでの初舞台まで時間はかかってしまったけれど、その長かった道のりのぶん、たどり着いた先で一緒に見られた景色は格別だった。
3月のタイでの『KCON』に続き、今回の『KCON LA』でも着実に海外でのパフォーマンス経験を積み、いよいよ11月からはJO1にとって初のアジアツアーがスタートする。「ようこそ、やっと会えたね」の国や地域が増えることも、自分の故郷で「おかえり」と言えるJAMが増えることも、どちらもJO1が世界への扉を開いているなによりの証。
アメリカに「ただいま」と言ってカムバックするJO1が見られる日も、そう遠くないかもしれない。結成4周年に向けてさらに加速度を上げて「Go to the TOP」の道を突き進むJO1とともに、ボリュームを上げて今この瞬間を楽しんでいこう。まだ見ぬ景色が、そこには広がっているはずだから。
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