4月に行われたイベント『ニコニコ超会議2023』に集結したコスプレイヤーたちの写真＆コメントをお届けします。

コスプレイヤーに聞いた“武器の造形や衣装に対するこだわり”

コスプレイベントといえば、会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも、参加する上での醍醐味のひとつ。

夏休みシーズンには全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催予定。いずれも大盛り上がりになることが予想されるが、QJWebではそれらに先駆けて取材参加した、各種イベントをプレイバック！　撮影させてもらったコスプレイヤーたちの写真を、それぞれに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

本記事でピックアップするのは、4月29日・30日に幕張メッセで行われた『ニコニコ超会議2023（略称：ニコ超）』。

“ニコニコのすべて（だいたい）を地上に再現する”がコンセプトの同イベントでは、伝統と最新技術が融合した「超歌舞伎」をはじめ、“歌ってみた”や“踊ってみた”といったニコニコではおなじみのジャンルのスペシャルステージが多数展開。ほかにもボーカロイドやVTuber、ゲーム、アイドル、自衛隊、痛車など、さまざまなコンテンツのブース・ステージがずらりと並び、2日間で11万8797人が来場。完全復活にふさわしい盛況ぶりを見せた。

そんな『ニコ超』のコスプレエリアをのぞいてみると、『Fate/Grand Order』をはじめ、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』、『#コンパス 戦闘摂理解析システム』、『勝利の女神：NIKKE』など、さまざまな人気ゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤーが勢ぞろい。衣装はもちろん、自身の伸長を超えるほどの大きさの槍や盾を用意して参加していたレイヤーもいて、取材を依頼したところ、それらの武器を活かした多彩なポーズで快く撮影に応じてくれた。

＊

「今回のコスプレで一番こだわったのは、マシュ最大の特徴である大きな盾を再現したことです。盾そのものはオーダーメイドで作ってもらったものなんですけど、それを構えた状態でいろんなポーズを取れるように、家でしっかりポージングの練習をしてきました」（『Fate/Grand Order』マシュ・キリエライト／ぬえ山ぬえッちゃさん）

「ものすごく明るい部分とダークな部分を併せ持ったキャラクターなので、その二面性を表現できるよう、“表情の作り方”にこだわりました。大勢のカメラマンさんに写真を撮っていただいて、そのたびにいろんなパターンを試せたので、次にコスプレをするときにはこの経験が活かせると思います」（『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』江ノ島盾子／ちょりみさん）

「こだわりというほどでもないんですけど、自分のスタイルに合うように、オーダーメイドでピッタリなサイズに衣装を作ってもらったことです。それをきれいに着こなせるように身体も鍛えてきたので、我ながらいい感じに仕上がったんじゃないかなと思っています」（『#コンパス 戦闘摂理解析システム』ステリア・ララ・シルワ／小倉れんさん）

大盛況のうちに終了した『ニコ超』につづき、今後開催予定の“コスプレも楽しめる”大型イベントとしては、『ワンダーフェスティバル2023［夏］』（7月30日、幕張メッセにて開催）、『世界コスプレサミット2023』（8月4～6日、愛知県名古屋市内・オアシス21などで開催）、『コミックマーケット102』（8月12日・13日、東京ビッグサイトにて開催）などが控えている。

果たしてこれらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか？　そうした点にも注意しながら、最新のアニメやゲームなどをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。