「皆さんは、僕らの光です」バディと共に作り上げられた煌めくステージ
折り返しのMCを挟んで、「Magic」の衣装に着替えたメンバーが次々と登場。SEIYAがシャツの襟を立てたまま出てくるハプニングには、メンバーが優しく直してあげる微笑ましいシーンも見られた。
後半パートを封切った「her+art」では、YUMAがKEVINパートを口ずさむ一幕も。TAKUYAが<特別だから>と歌いながらそっと手を差し伸べる「HOT CHEESE」、オーディエンスと一緒にジャンプをして会場を揺らす「ALRIGHT」、大人な色気が香る「P.A.R.T.Y」と、カラフルな楽曲たちが次々にステージ上で奏でられていく。
つづく「SUNSHINE」が多くのオーディエンスの涙を誘ったのは間違いないだろう。バトンを渡すように歌い紡がれていくボーカルラインは、FUMINORIが告げた「皆さんは、僕らの光です」という言葉に嘘はないと断言できるほどにじゅうぶんな説得力を持ちながら、それぞれが抱える想いを丁寧に届けていく。メンバーの視線も穏やかに観客席を捉え、その優しい眼差しがバディに向けられた愛を語りかけているかのようだった。
多幸感あふれる「SM:)LE」をきっかけに、いよいよライブはラストスパートへ。<泣いて>の歌詞に合わせて泣いているような動作をするHARUKIは愛らしく、愛嬌炸裂といったところ。合いの手の<Yeah>ではオーディエンスのペンライトも一緒に掲げられ、ハッピーエンディングに向かって一歩一歩進んでいった。
そして最後には、『EBiDAN THE PARADE 2023 SPRING』で初披露された「Magic」をステージング。恋の始まりを予期させるダンスチューンにはキラキラした笑顔が煌めき、BUDDiiSのポップスターたる一面を映し出していた。KEVINの存在を随所に香らせながら9人でのパフォーマンスを成し遂げ、堂々と本編を締め括ったのだった。
アンコールになると、SEIYAデザインのMAGiiCAL Tシャツに着替えたメンバーがステージへ。「The One」を投入し、再び会場を盛り上げていく。ラスサビ前のセリフパートではKEVINが声で出演し、思わぬサプライズにオーディエンスが沸き立った。
ラストには、10人で歌い継いでいく「OZ」で決意のように言葉を手渡す。メンバーの先導によりシンガロンも巻き起こり、日比谷野外大音楽堂を優しいハーモニーが満たしていた。
幕張メッセでのワンマンライブも発表され、着々と歩みを進めているBUDDiiS。『BUDDiiS vol.05 – MAGiiCAL –』で生み出された光景は、彼らの生み出す音楽の魔法がたくさんの人を魅了していることを力強く物語っていた。
パンデミック禍の2020年9月16日に結成され、ここまでのライブを作り出せてしまうのだから、今後さらにステキなステージを生み出してくれることだろう。ポップスターたる風格をのぞかせ始めた彼らがこれからどのような躍進を見せていくのか、今から楽しみでならない。
BUDDiiS、野外ワンマンを最速放送
本稿でレポートした東京・日比谷野外大音楽堂で6月17日に開催されたBUDDiiSの野外ワンマンライブを、MUSIC ON! TV(エムオン!)が最速独占放送することが決定!
その番組『M-ON! LIVE BUDDiiS「BUDDiiS vol.05 - MAGiiCAL -」』の放送日時は、2023年6月29日(木)22:30〜24:30。バディのみならず、EBiDANファン、さらにボーイズグループ好きの方は、スマホからも観られるのでぜひ見逃さないようにしてほしい。
『BUDDiiS vol.05 – MAGiiCAL –』セットリスト(6月17日、東京・日比谷野外大音楽堂)
- Under The Sea
- To The Top
- Dream Love
- ENCHANT
- Beautiful
- JEALOUS
- YO HO
- RISE IN LOVE
- BEAST2
- Mr.FRAKE OUT
- her+art
- HOT CHEESE
- ALRIGHT
- P.A.R.T.Y
- SUNSHINE
- SM:)LE
- Magic
──アンコール── - The One
- OZ
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