Kiina×大森靖子=令和の「歌は我が命」
個人的にぜひKiinaとタッグを組んでほしいのが、シンガーソングライターの大森靖子だ。2021年末の『NHK紅白歌合戦』でのKiinaのパフォーマンスについてコラムを執筆した際、“あるアーティスト”の「“100人の観客対私”ではなく、“ひとりの観客対私”を100人分やるつもりでライブしたい」という言葉を紹介したが、このアーティストというのは大森靖子のことだった。
大森靖子を知らないKiinaのファンは、ぜひ「マジックミラー」や「アナログシンコペーション」、「ドグマ・マグマ」などの楽曲を聴いてみてほしい。
逆にKiinaを知らない大森靖子のファンは、「生まれてきたら愛すればいい」や「魔法にかけられた少女」などを聴いてみてほしい。
時に自分が傷ついたとしても、本気で歌で誰かを救おうとする魂の在り方は、Kiinaも大森靖子も共通するものだ。ふたりが組めば令和の「歌は我が命」が生み出せるのではないか……という期待は、自分が両者のファンだからこその贔屓目も多分にあるかもしれないが、あながち的外れな予想ではないと信じている。
Kiinaの未来に想いを馳せて
……今から復帰後についてあれこれ言うのも気が早い話なのだろうが、やはり未来のKiinaがどのような活動を見せてくれるのか楽しみで仕方ない。休止期間中は海外に行くそうだ。特にアメリカ再訪に意欲があるらしく、2022年12月に放送された音楽番組『INVITATION』(WOWOW)では、米ロサンゼルスでの経験が“ありのままの自分”という現在の価値観に大きな影響を与えたことを回想していた。
活動休止がどれくらいの期間になるのかは不明だが、「骨になるまで歌いつづける」というKiinaのことだから、それほど長くはならないのかもしれない。紅白でのフェニックスの演出も「いったんの死と、再生」を表したものだったのだろう。Kiinaはしつこいくらいに「また戻ってくる」というメッセージを発信して、ファンを安心させてくれる。
でも、とにかく心身の健康が最優先。“楽曲提供してほしいアーティスト”のような妄想を楽しみながらファンはいつまでも待つので、まずはゆっくり休んでね。また会う日まで。
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