2021年11月にデビューし、2022年の大晦日『第73回NHK紅白歌合戦』に出場を果たした7人組のボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」。
本稿では『NHK紅白歌合戦』でデビュー曲「Shining One」を披露したBE:FIRSTの様子を、本番でのパフォーマンスや事前番組などを踏まえてレポートする。
憧れのステージに「BE:FIRSTらしい音楽を届けたい」
『第73回NHK紅白歌合戦』の出場歌手の第1弾が発表されたのは、11月16日のことだった。初出場は全10組。2021年11月3日にデビューしたBE:FIRSTも、その中のひと組だ。そして来る2022年12月31日、7人は堂々とした初ステージを踏んだのだった。
11月16日に行われた記者会見では、MANATOが「僕たち7人、本当に昔から憧れていたステージ、夢見ていたステージに立たせていただくことを、心からうれしく思います。皆さんで一緒に盛り上げられるようにがんばりたい」と話したように、沸々とやる気を燃やしていたBE:FIRSTの7人。
12月28日に行われたリハーサルでは、その想いがより熱を上げていたようだった。リハーサル終了後には、SOTAが「興奮と緊張、そして楽しみ、という感情があふれ出してきました。本番ではBE:FIRSTらしい音楽を届けたいです」と告白。
RYOKIも「僕たちデビューして間もないのですが、このような機会を設けていただいたことに感謝しています。今回“シェア”がテーマということで、ほかのアーティストさんと一緒に日本のエンタテインメントを盛り上げて、元気を届けられるような一日にできたらと思います」と語り、まっすぐに瞳を輝かせた。
記者会見に同行していたSKY-HIは報道陣に心境を尋ねられると、「ここまできたら最後は楽しんでくれれば最高だなって思います」とエールを送り、“チームBE:FIRST”として揺るぎない自信があることを感じさせた。
「デビューからどれだけ成長したのかを証明したい」
いよいよ迎えた、本番当日。BE:FIRSTは直前番組の『まもなく紅白!今年もすごいぞスペシャル2022』(NHK)にも出演し、MCの山里亮太(南海キャンディーズ)を交え、和気あいあいとしたトークを展開した。
山里が「かわいいのよ。RYUHEI君が『12月31日に外で過ごすの初めてなんで』って」と番組開始直前のこぼれ話を明かすと、「本当に今ごろは『年越しそばまだ?』と言っていたと思います」とRYUHEIが応え、改めてまだ16歳なのだと気づかされる笑顔を見せた。
「今どんな気持ちでしょうか?」と問われると、LEOは「関わってくれているすべての人の愛、ファンの愛を受けて『紅白』に出られるので、感謝の気持ちでいっぱいです。恩返しできるのがすごくうれしい」と率直な想いを口にした。
「Shining One」のパフォーマンスについて「言える範囲で教えてください」と聞かれると、SHUNTOは「実際に観ていただきたいのであまり詳しくは言えないんですけど、『紅白』特別仕様でダンスパートが全部、様変わりします」と話した。
また、同じく初出場であるJO1のメンバーの大平祥生と交友があるMANATOは「(大平とは)昔からの友達です。通っていたスクールが一緒で、仲よくさせてもらってます。時間がなくて実際に会って話すことはできなかったんですけど、メッセージのやりとりはさせていただきました。JO1さんのリハーサル映像を観させていただいて、本当に素晴らしいなって思いました」と、共に時代を作っていく同士を讃えた。
トークの終盤では、番組内でけん玉パートを担当する三山ひろしが登場。コーナーに参加するSOTAと一緒に、けん玉で「世界一周」を披露する流れになった。1回目のチャレンジではSOTAが最後のキャッチで失敗してしまったが、2回目には見事にふたりして成功。緊張のなかで無事にやり切り、SOTAは思わずガッツポーズを決めていた。
直前番組のラストには、JUNONが「僕たちBE:FIRSTがデビューして1年ちょっと。どれだけ成長できたのかを証明できるようなパフォーマンスをして、そして、最高な一年の締め括りをしたいと思います」と、記念すべき初ステージに向け力強いコメントを残した。
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