オードリー春日が執念の1位「テレビ出演本数ランキング」。3位までが激戦だった理由を解説

2022.12.13
テレビ番組出演本数ランキング

文=ねむみえり 編集=高橋千里


12月6日に発表された「テレビ番組出演本数ランキング」2022年版。1位を取るべく奮闘していたオードリー春日さんのがんばりと、その結果を振り返ります。

『M-1』準優勝後と同じくらい多忙!?「出演本数ランキング」1位を狙った春日

テレビ番組出演本数ランキング1位を狙っていることを公言していた春日俊彰さん。その本気度は、『あちこちオードリー』(テレビ東京)や『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でたびたび話題に上がっていました。

8月10日放送の『あちこちオードリー』に土田晃之さんがゲストとして出演した回では、春日さんが帯番組のレギュラーなしで、2022年上半期のテレビ番組出演本数ランキング2位となっていることを知った土田さんに「バケモンじゃん!」と言わしめるほど。

『オードリーのオールナイトニッポン』では、春日さんの目標を叶えるべく、事務所やマネージャーが一丸となって仕事を取りに行っているということもしばしば話されました。9月24日の放送では、その仕事の仕方が『M-1グランプリ2008』で準優勝を飾った翌年のようだと相方の若林(正恭)さんはこぼしました。

出演本数ランキング集計の最終月となる11月には、毎週のようにランキングについて話す流れが。その中で、出演本数ランキングを発表している会社がふたつあること、春日さんはエム・データ社が出しているランキングで1位を目指しているということが話題に上がりました。

11月9日放送の『あちこちオードリー』では、ゲストの麒麟の川島明さんも出演本数ランキング1位を目指しているということが判明。春日さんと川島さんだけが、本気で今年の1位を狙っているのではという話から、『あちこちオードリー』か、川島さんがMCを務める『ラヴィット!』(TBS)で結果を発表してくれないかという流れに。

そしてそれは、12月6日放送の『ラヴィット!』で叶うことになりました。

「出演本数ランキング」2022年の結果はいかに……

『ラヴィット!』内で発表されたランキングでは、3位が春日さん、2位が川島さん、そして1位はバナナマンの設楽統さんという結果に、お祝いの準備万端だったスタジオは異様な空気に包まれました。

脱力する川島さんに「来年どうするんですか?」と聞かれた春日さんは、「取れなかったわけですから、1位を取りたいですけどね。来年1200本ぐらい出れねぇかな」と返していました。

しかし、『ラヴィット!』内で発表されたのは、ニホンモニター社が集計したもの。春日さんが指標にしていたエム・データ社の結果は、『午前0時の森』(日本テレビ)で発表されました。

こちらで発表されたランキングでは、3位が川島さん、2位が設楽さん、そして1位が春日さんという結果に!

テレビ番組出演本数ランキング
テレビ番組出演本数ランキング(エム・データ版)

2位の設楽さんとは7本差という僅差で1位を獲得した春日さんですが、11月から出演を始めた『バゲット』(日本テレビ)の13回分がなかったら設楽さんに負けていた、と盛り上がりを見せました。

今年は大激戦!2022年上半期、2021年の結果を振り返り

川島さんと春日さんの対決により、注目度がとても上がった番組出演本数ランキングですが、2022年上半期時点、また1年前の2021年ではどうだったのか、結果を振り返ってみましょう。

2022年上半期時点はというと、ニホンモニター社調べでは、1位が川島さん、2位が設楽さん、3位が春日さんという結果でした。エム・データ社調べでは、1位が設楽さん、2位が春日さん、3位が川島さんでした。

どちらの会社の上半期時点でのランキングも、上位3位にランクインしているのは同じメンツ。最終的な結果でも3者の出演本数が僅差だったことから、いかに激戦だったかがわかります。

2021年の出演本数ランキングは、ニホンモニター社調べでは、1位が設楽さん、2位が川島さん、3位が博多華丸・大吉の博多大吉さん。エム・データ社調べでは、1位がサンドウィッチマンの富澤たけしさん、2位がサンドウィッチマンの伊達みきおさん、3位が設楽さんでした。

集計している会社によって結果が変わってくるこのランキング、どのような基準で集計しているのでしょうか?

「出演本数ランキング」集計会社によって結果が違うのはなぜ?

番組出演本数ランキングの集計対象になるのは、その年の1月から11月までに放送されたテレビ番組。ニホンモニター社とエム・データ社でランキングが異なるのは、その集計方法の違いです。

ニホンモニター社は、通販番組出演者を対象外とし、再放送の番組も出演本数としてのカウントから除外しています。また、関東圏と関西圏それぞれでの結果の発表があります。

一方エム・データ社は、通販番組への出演や、ナレーションなどの声のみの出演は対象外とするものの、再放送の番組はカウントします。しかし、対象となる番組は、東京地区地上波キー局で放送されたテレビ番組に限定されます。

番組出演本数ランキングの結果が異なるのは、再放送番組をカウントするかどうかというところが大きく関係しているようです。

春日さんの「1位を狙う」という目標から、特にお笑い好きの間では結果が注目されていた、今回の番組出演本数ランキング。2023年も、ランキングの楽しみ方が今までとは変わってくるのではないでしょうか。

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