「“マロ眉”が特徴的なキャラなので眉メイクにこだわった」真夏のコスプレイベントでレイヤーたちに聞いたアイメイクのこだわり

2022.9.7
「“マロ眉”が特徴的なキャラなので眉メイクにこだわった」真夏のコスプレイベントでレイヤーたちに聞いたアイメイクのこだわり

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


世界最大規模のコスプレの祭典として知られ、2022年で20周年を迎えた『世界コスプレサミット(略称:WCS、コスサミ)』。その最新回に当たる『世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~』が、8月5~7日にかけて愛知県名古屋市内・オアシス21などで開催。大勢のコスプレファンが集結し、会場は大盛り上がりとなった。

そんな『WCS2022』の盛況ぶりを、現地で撮影させてもらったコスプレイヤーの写真&インタビューと併せて紹介しよう。

『WCS2022』参加コスプレイヤーに聞いたアイメイクの“こだわりポイント”

毎年、国内外から20万人以上のコスプレファンが参加。写真撮影や交流はもちろん、街中でのパレードや、コスプレパフォーマンスをはじめとしたさまざまなステージ企画も楽しめる点が特徴的な『WCS』。

今回も感染予防対策を徹底した上で、8月5日~7日の3日間にわたって開催(5日は前夜祭)。マスク着用の徹底や撮影時の距離の確保など、一人ひとりが安全面には最大限に気をつけながらイベントを楽しんでいた。

WCS2022 finale end credit roll | フィナーレエンドロール

参加者のコスチュームを見てみると、ゲームキャラクターのコスプレが多めで、その中でも特に人気が高かったのが『原神』や『ウマ娘 プリティーダービー』『Fate/Grand Order』『アズールレーン』など、スマホで遊べるタイトルのヒロインたち。中には友達同士で誘い合わせて参加し、大規模な“併せ”(同じ作品のレイヤーで集まり、集合写真の撮影を行うこと)を楽しむグループの姿も見られた。

もちろんそのほかにも、今年1月に発売されて初週で全世界の販売本数650万本を突破した『Pokemon LEGENDS アルセウス』や、続編の発売が待ち遠しい『ファイナルファンタジーVII リメイク』といった、家庭用ゲームのキャラクターに扮したレイヤーも大勢参加。アニメ作品では『WCS2022』の開催時期が『ONE PIECE FILM RED』の公開と同タイミングということもあって、同作の人気が高く、ウタやシャンクスに扮したレイヤー陣には、撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。

その中から数名のレイヤーに、アイメイクと衣装の“こだわりポイント”を聞いてみた。

「“マロ眉”が特徴的なキャラクターなので、眉メイクにこだわりました。眉毛を剃らずにテープで隠すかたちで再現したので、整えるのに思いのほか時間がかかりましたが、そのぶんいい感じに仕上がったので満足しています」(『原神』香菱/星乃まみさん)

『原神』香菱/星乃まみさん
『原神』香菱/星乃まみさん

「大きな目が特徴的なキャラクターなので、“瞳の大きさの再現”を意識しました。黒目の部分の面積が増えれば、目そのものも大きく見えるので、ふだん使っているものより大きめの15mmのカラコンを用意したんです。慣れていないサイズなのでちょっと疲れますが、キャラの雰囲気はうまく再現できたんじゃないかな……と思っています」(『原神』煙緋/ひのきおさん)

『原神』煙緋/ひのきおさん
『原神』煙緋/ひのきおさん

「キャラクターの内面や感情を表現する上で目元のメイクは重要なので、どのコスプレをするときもアイメイクにはこだわっているんですけど、今回はちょっと大変でした。というのも、眼帯で片目を隠しているので、見えているほうの目だけで人物像を表現しなければいけなくて……。北斗は強くてきれいで、クールなところもあるキャラクターなので、そういった要素を感じ取ってもらえるように、ちょっと濃いめの力強いアイメイクにしてみました」(『原神』北斗/倉地那侑さん)

『原神』北斗/倉地那侑さん
『原神』北斗/倉地那侑さん

QJWebでは『WCS2022』に加え、8月13日・14日に東京ビッグサイトで開催された『コミックマーケット100』でも取材を実施してきた。こちらのイベントの盛り上がりも、後日、レポート形式で紹介するのでお楽しみに!

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