マッチングアプリ中毒の女芸人・小出真保、都内の30代男性をすべて見て得た「教えたくない私のワザ」
近頃、出会いの手段のひとつとして一般的となったマッチングアプリ。しかし、興味はあってもなかなか踏み出せずにいる人や、インストールしたもののうまく使いこなせていない人はまだまだ多いだろう。そこで、お笑い芸人でありながら「マッチングアプリジャーナリスト」としても活動する小出真保がマッチングアプリのすべてを伝授!
今回は小出自身のマッチングアプリとの出会いと誰もが最初につまずくであろうプロフィールの書き方を解説する。
友人のアプリ婚を機に始まった中毒生活
名前、小出真保。職業、お笑い芸人。太田プロダクション所属。「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」などでいろんなものまねしているのだが、私を見たことがある人がいたらとてもうれしい。
そしてこのたび、もうひとつ副業をすることにした。それは「マッチングアプリジャーナリスト」。
マッチングアプリの種類、傾向、対策、すべてに対応したコツも伝授します! マッチングアプリのことならなんでもお任せあれ。あ、ちなみに……「マッチングアプリジャーナリスト」なんて職業はこの世にない。私が、勝手に作ったから。
現在、ものまねよりも力を入れてしまっているのがマッチングアプリ。ここ2年で、私はマッチングアプリ中毒になってしまった。現在までにマッチングアプリを使用して1200マッチング、93人の男性とデート。ひとりの方とお付き合いすることができた、という状況。
マッチングアプリはとっても奥が深い。相手だけでなく自分自身ともいつだって向き合うことができる。
このコラムではマッチングアプリのこと、あるある、出来事、思うことすべて丸裸に書き記したいと思っているので、よろしくお願いします。
マッチングアプリは人生の教科書である!!
2020年、新型コロナウイルスが世界的に流行。私は完全に引きこもった。今思うとちょうどよいなとあえて引きこもり、人間を拒否しようとしていた。それは今までの恋愛に、ほとほと疲れておりひとりでいたいという気持ちが強く、結婚願望はあってもまあいいや、なんとかなる、とゆっくり生活していた。
ところが2020年の夏ごろ、突然、友人から「結婚する」という報告を受けた。その友人というのは、コロナ前必死で婚活していた同世代の元女性芸人。驚いた。え、なんで? 急に? 彼女には合コンや占いなど、よく婚活に付き合わされていた。絶対に30代でゴールインするんだという執着心が強く、私は正直少し引いていたし、また失礼だけど無理だろうなと思っていた。が、どうやら結婚するということはまぎれもない事実で、しかもまだ付き合って数カ月だという。
「誰と? どうやって?」と問い詰めると、それがまさにマッチングアプリでの出会いだったのだという。そんないかがわしいものには詐欺師しかいないだろうと思っていたがアプリを見せてもらうと、写真の印象はまじめそうな好青年。しかも職業は公務員、親に挨拶済み。嘘……。あんなに婚活に、苦戦していた彼女があっさりアプリ婚。衝撃ニュースだった。そんなことってあるんだ……。
あっという間に月日は流れるもので、直に2020年の年末になった。私はまだまだ引きこもっていたが、コロナのせいで大好きな実家に帰れないという事態が起こったときに思った。「めちゃくちゃ寂しいな」と。やっぱり人間、ひとりでは生きていけないのかもしれない。そして気づけば、私はマッチングアプリをインストールし、大晦日も紅白を観ずにアプリ開いて右スワイプをしていた。最初に始めたアプリはTinder。私のマッチングアプリ中毒生活が始まった。
13社のアプリをインストール
最初にTinderを選んだのは楽だから、というのが大きい。ただ、ひたすら写真を見て右スワイプすればいいだけだからだ。
私のモーニングルーティン。朝起きて2秒でマッチングアプリを開き、寝たまま右スワイプ。
※先ほどから言っている「右スワイプ」というのは「いいね!」という意味。そして左スワイプは「NO」という意味。今後も出てきますので、覚えていただけたら。
気づけば午後3時。そろそろお腹が空いたなと起き上がると、右目が見えなくなっている。片目を潰したまま、うつ伏せでマッチングアプリを見ているからだ。
iPhoneのスクリーンタイムを見てみると、マッチングアプリを起動していた時間は18時間。
私は2カ月くらいで、ひとつのアプリ内にいる東京都内の30代男性をすべて見終わった。
あ、終わっちゃった……。物足りないと感じた。そういえば、マッチングアプリってほかにもあるよな。ひとつのところだけで、自分と合う人が見つかるわけではないし……と、一気に13社インストール。もともと、私はゲーマーでハマるととことんハマる体質なので、こんなに楽しいものが13個もあるなんて幸せだよね。と、毎日楽しくて仕方がなかった。
朝から晩までマッチングアプリ。仕事以外のときは、すぐアプリを開く。
ジャニーズの方と共演しても、収録後、即マッチングアプリを見ている自分が恐ろしく感じたが、なんだか今まで縁がなかった「普通に働くサラリーマンを見たい」という欲求が止まらなかった。
2020年、ずっと引きこもっていたところからの反動。そして、やっぱり忘れていない結婚願望。
「もしかしたら、ここに運命の人がいるのかも」
私は、どんどんハマっていったのである。
プロフィールで重要な「自立している女感」
そうはいいつつも、まだ世の中にはマッチングアプリはいかがわしい、怖い、キモいだの偏見があるのは事実。こんな楽しいんだよということを伝えるために、まずは自分のマッチングアプリでのプロフィールをお見せいたします。こちらはオーソドックスなアプリ、Pairsやwithでの自己紹介文です。
はじめまして。
プロフィール見ていただきありがとうございます!
仕事が好きで 仕事が一番という毎日なのですが、友達にアプリを紹介され、いい人がいたらいいなと思って登録しました。
仕事は マスコミ、エンタメ、イベント関係。
※ こちらは番組の企画ではなくプライベートなのでご安心ください☺️
海外ドラマ 洋楽 ゲーム 読書 映画 メイク 温泉 パン が好きです。
些細なことで笑い合えて、お互い楽な関係がいいなと思います。
よろしくお願いします😊
こんな感じです。シンプルに長過ぎず明るく爽やかな印象にする。
また、教えたくなかった私の技を伝授しよう。
「私は恋愛だけでなく、自立している女なのよ」感を出す。結局、男性はなんだかんだ自立している女性が好き。30代以降になるとそんなに恋愛に力を注げないと聞くので、一緒にいたら楽しそう、癒やされそうだと感じさせることが大事。
あと、プロフィールを書く上で、自分を出せないのは嫌だとか男ウケとかどうでもいい、という友人がいるのだが、そんなこと言ってるようじゃアプリでは出会えないかなと思う。それに、その「私は正しい!」みたいな雰囲気って文章から伝わってしまうかなと……。だから、実際は自立してなくてメンヘラ気味だったとしても、自分は今相手を探している身だと自覚して相手のことを想う文章にすることって大切だと思います。だってマッチングしないと何も始まらないから。
オーソドックスでないカジュアルな関係を求める人たちが多いライトなマッチングアプリでは、
はじめまして。
のみ。多くを語らない。というより語りたくない。写真が9割という世界のため、相手もプロフィールを読んでいないことが多い。
今でこそ小慣れてしまったマッチングアプリだが、初心者だったころの私のプロフィール文は、
はじめまして!
プロフィール見ていただきありがとうございます。
このくらい。なんとも初々しい。
また、マッチングアプリによっては、趣味の項目を選べることがあって、私は、「温泉」「カラオケ」「食べ歩き」「海外旅行」のラインナップにしていた。
※ちなみに、プロフィール文では芸人であることはあえて書かず、お会いしたときにお話しするようにしています。
そんなマッチングアプリジャーナリストの私に結婚の予定は現在、まったくない。ここで皆さんに見守っていただきながらマッチングアプリで培ったたくさんの経験を書いていこうと思います。今回はここまで。
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