新型コロナウイルス感染症の影響で、長らく中止・延期がつづいていた『ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)』。そんな同イベントが、入場時の検温やマスク着用・消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など、さまざまな感染予防対策を講じた上で2年ぶりに開催された(2022年2月6日、幕張メッセにて開催)。
世界最大規模のガレージキットの祭典として知られ、国内はもちろん、海外のサブカルファンからも注目されている『ワンフェス』に取材参加して見つけたハイレベルなコスプレイヤーたちの写真を、イベントレポートと併せて紹介しよう。
レイヤー仲間と2年ぶりに会うことができた
そもそも『ワンフェス』とはプロ・アマチュアを問わず、製作者であれば誰でも造形物を展示・販売することができる催しとして1984年よりスタート。1992年からは、造形メーカーの海洋堂が主催を引き継ぐかたちで規模を拡充し、企業とのタイアップ企画なども実施するようになった。
航空機、戦艦、鉄道車両などの模型から、特撮ヒーロー&アニメのキャラクターのフィギュア、さらには武器や装飾品のレプリカといった、さまざまなアイテムがずらりと展示され、それらの購入はもちろん、写真撮影や出展者との交流を目的に参加する来場者が多い、ということでも有名なイベントだ。
このたび開催された『ワンダーフェスティバル2022[冬]』では、そうした展示ブースに加え、ジオラマ製作&フィギュアの塗装を体験できるコーナーや、さまざまなステージ企画を行うためのオフィシャルステージも設置。アニソンシンガー&声優陣によるライブや人気アニメの制作陣によるトークショー、さらには「ミクチャ×クラップス スペシャルステージ」というコスプレ企画まで実施され、いずれも好評を博していた。
ちなみにコスプレイベントといえば、会場を彩るレイヤーの衣装を通して、その時期に旬のアニメやゲーム、コミックなどを分析できる点も、参加する上での醍醐味のひとつ。
コスプレエリアをのぞいてみると、現在、テレビアニメが放送中の『その着せ替え人形は恋をする』をはじめ、1300万ダウンロード突破の人気ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』、4月29日公開予定の『RE:cycle of the PENGUINDRUM』(テレビ放送時のタイトルは『輪るピングドラム』)など、話題作のヒロインに扮した美女レイヤーが大集結!
さらに、2021年に大ヒットを記録した『東京リベンジャーズ』、『竜とそばかすの姫』、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』などのキャラクターや、『シン・ゴジラ』の擬人化衣装、『機動戦士Zガンダム』の等身大モビルスーツなど、こだわりの光るコスプレで参加していたレイヤーも多く、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのも印象的だった。
なお、参加者の中には名古屋や大阪、新潟といった遠方から駆けつけたというレイヤーもちらほらいて、参加した感想を聞いてみたところ、以下のように答えてくれた。
「毎回、『ワンフェス』で再会しては、お互いに衣装を見せ合ったり、写真を撮ったりするレイヤー仲間がいるんですけど、今回はさすがに全員集合とはいかなくて……。それでも、2年ぶりにこうして友人たちに会うことができたので、遠征してきてよかったと思っています。もちろん、安全面には最大限に気をつけて、公共の交通機関は使わず、地元から車を飛ばして来ました」
こうして大盛況のうちに終了した『ワンフェス2022[冬]』につづき、7月24日には早くも『ワンダーフェスティバル2022[夏]』の開催が決定。さらに5月2日・3日には、上海でのイベント開催も発表されるなど、徐々に活気を取り戻しつつある『ワンフェス』。
果たして次回の開催時には、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか? そうした点にも注意しながら最新のアニメ、ゲーム、コミックなどをチェックしておき、『ワンフェス2022[夏]』の会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。
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