予選落ちコーナー
番組も1時間が経過。オリンピック男子シーチキン400mに出場し4位だったという烈さん。「9つのお出し物」から惜しくも外れてしまった予選落ちコーナーがスタート。その名も『天守閣ゲーム』、天守閣にいる桑マンが現れたら「爺」、三色団子が現れたら「甘味」、お嬢ちゃんが現れたら「おりょう」、忍者が現れたら「曲者」、大判小判が現れたら「10両」、これを『ダンスダンスレボリューション』と同じ要領で間違えないようにタイミングよくコールしていく。意外な高難度にスタジオは大盛り上がり、中盤戦の幕開けにふさわしい、いいお出し物だった。
6つ目のお出し物は前回出演時にも挑戦した『DJぬ~べ~』の続編『ぬ~べ~II』。「地獄先生」と呼ぶとクロスフェーダーから「ぬ~べ~!」と声が流れるこのコーナー。前回は2対1という構図上、なかなかタイミングよく「ぬ~べ~!」を出すことが難しかったのだが、今回はその反省を踏まえクロスフェーダーを2台に。が、
有吉「地獄先生!」
「ぬ~べ~!」
安田「地獄先生!」
「ぬぬぬぬっっぬぬぬぬぬぬぬぬっぬぬぬっぬぬ~べ~!」
有吉「地獄先生!」
「ぬ~べ~!」
安田「地獄先生!」
「ぬぬぬぬっぬぬぬ~べ~!ぬぬっっっ!!!ぬぬぬぬぬっぬぬぬっぬ~べっっっ!」
とやはり安田にはなかなか反応しないようで悪戦苦闘。しかし、つづく『ウィーンめざまし合唱団』では「ごはんがススムくんうらおもてめざまし」「笑福亭鶴瓶つるべダンシング クロック」「氷川きよしHKボイスクロック」といった3種類の目覚まし時計で同時に鳴らし美しいハーモニーを奏でる烈さん。これには有吉も「クラシックを聴いたような素晴らしい、こんな時間ですが目が覚めてしまいました」と大絶賛。一瞬でスタジオが大ホールへと姿を変えた。するとここで、なんとスリムクラブ内間からサプライズテープレターが届く。「今、沖縄は湿気はそんなにないんですけど直射日光が強くて最高です」というメッセージにかねがね内間を大好きだと公言している有吉は大喜び。その想いを汲むように流れたTHE 虎舞竜「ロード~第二章」がより心に沁みた。
想像力さえあればどこへでも行ける
残るお出し物はあとふたつというところで、再び予選落ちコーナー『かぶっちゃやーよ「これ貼っといて」』に。国民的人気番組『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングでタモリさんが言う「これ貼っといて」の言い方を被らないように別々の「これ貼っといて」を言いつづけるというものだったのだが、3人目の安田が被ってしまい1巡で早々に終了。つづく本編コーナー、声だけで競馬を再現する『声競馬』でも有吉、安田がそれぞれBETした「ポジティブカレー」「ザイスタオシマス」の予想は外れ1着は「リョウメンテープ」、2連続で悔いの残る結果となった。このひと筋縄ではいかない難しさこそ烈さんのお出し物の真骨頂なのかもしれない。
そしてコーナーはラスト『幕の内最高の布陣』に。お弁当箱を9マスのビンゴのようなものに見立て、烈さんが考えた幕の内弁当最高の布陣を発表していく。牛しぐれ(3)、おこわ(1)、カラフルな豆(9)、謎の天ぷら(4)、ごはん(5)、茎(2)、魚の切り身(8)、ひたひたのがんもどき(7)、オレンジ1/4カット(6)。ツッコミどころすらない完璧な布陣にぐうの音も出ない。有吉もこれには「封印してください」と、お弁当箱に蓋をするコメントを残していた。
ついに番組はエンディングを迎える。今回の感想をひらがな1文字で表すと「弓」だという烈さんに最後まで驚かされる。自由に出かけることができない今の世の中において今回の放送はさながら聴くテーマパークだった。「想像力さえあればどこへでも行ける」、そう背中を押してもらったような気にさえなった。
烈さんの創った最高の「11つのお出し物」と、彼がリスナーに向けて言った熱中症と同じくらい気をつけてほしいこと「『24時間テレビ』で流れる爆風スランプ『Runner』の2番の歌詞の文字数」を胸にこの夏を乗り越えたい、そう強く思った。
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